吉林省の裁判所 家族の傍聴禁止で「公開裁判」
■ 印刷版
 

 【明慧日本2013年11月10日】吉林省の農安県法院(裁判所)は10月11日午後、弁護士および親族に通知しないまま、法輪功修煉者・劉偉さん、張国珍さん、楊洪彪さん、修継学さん、常宝軍さん、王亜娟さん、楊文娟さん、蘇秀福さんに対して裁判を行った。8人は無罪を自己弁護した。

 当日、8人の家族は法廷に立ち入り禁止され、傍聴席は政法委員会(610弁公室を直轄する組織)、検察院、法院の関係者で満席となった。さらに、法廷で録画して外部に「公開裁判」だとアピールした。

 裁判の3日前、家族が傍聴証を申請した時、「開廷の時に知らせを出すから、希望に応じる」と言われたという。しかし、11日午前、家族は法院側が秘密裏に開廷しようとしていると聞き、傍聴証を申請しに行ったが、先日と同じ担当者に「1階のロビーで申請してください」と案内された。そして、受付の人に「この法院は傍聴証がない。午後1時の開廷の時にまた来てください」と言われたという。しかし、実際に開廷の時、家族は法廷に入れなかった。 

 1年間の拘禁期間、法曹関係者は家族の面会を禁じたうえ、弁護士との面会や、弁護人を申請することも拒否し、これは「吉林省の特色だ」と宣言した。

 11日の午後2時ごろ、8人の修煉者はそれぞれ開廷された。彼らは信仰の自由、言論の自由を享受することは無罪であると主張し、また、国保(国家安全保衛)大隊の唐克らが、非人道的な拷問で自白を強要したことを告訴した。迫害された結果、劉偉さんの右すねの骨は裂け、張国珍さんの片足は神経壊死となり、脚が粉砕骨折して重度障害者となった。さらに、残酷な手段で手に入れたいわゆる証拠はすべて無効であると述べた。

拷問の実演:殴打

 裁判は何も結果が出ないまま、2時間弱で終わったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/3/282176.html)
 
関連文章