湖南省:臨レイ県の法輪功修煉者6人に不当判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2013年11月12日】湖南省臨レイ県の法輪功修煉者・傅建平さん(51)、張金文さん(60歳女性)、祁開香さん(67歳女性)、何華珍さん(47歳女性)、金新春さん(60歳女性)、徐芬芳さん(52歳女性)の6人は昨年6月、警官に不当に連行され、1年あまり地元の留置場に拘禁された。先々月末、当局の裁判所は修煉者たちの家族に通知せず、6人の修煉者に対して開廷し、傅さんと張さんに懲役8年、祁さんと何さんに6年の、金さんに5年、徐さんに3年の実刑判決を言い渡した。

 昨年6月15日朝7時過ぎ、常徳市610弁公室、臨レイ県610弁公室の計画で、臨レイ県公安局の警官は法輪功修煉者30数人を連行した。警官らは合鍵を使うなどして法輪功修煉者の自宅に不法侵入し、家宅捜索を行い、パソコンやプリンタ、携帯電話などの私物を没収し、修煉者を留置場に連行した。実刑判決を下された6人の修煉者も同日に連行された。

 傅さんはレイ県工商銀行の職員だった。傅さんは重い肝臓病を患ったため、停職せざるを得なかった。病気で苦しめられた傅さんは絶望していたところ、法輪功と出会い、1998年から法輪功を学び始めた。すると、傅さんは知らないうちに病気が完治し、心身ともに健康を取り戻し、8年ぶりに職場に戻った。しかし、1999年7.20、中共(中国共産党)当局は法輪功への弾圧を開始した。

 傅さんは法輪功を学んでいるとして、5回にわたって県国保(国家安全保衛)の警官に連行され、留置場や労働教養所、刑務所、洗脳班に合計5年あまりに拘禁されたことがあった。拘禁中、強引な灌食、薬物の注射、殴打、吊るし上げ、睡眠の剥奪、スタンガンで電気ショックを加えるなどの迫害を受け、心身ともに打ちのめされた。勤め先は当局を恐れて、2003年に傅さんに退職を強いた。攸県网嶺刑務所に拘禁されていたとき、傅さんは着せられた罪を認めず、洗脳を拒否したため、3回にわたってスタンガンで全身に電気ショックを加えられ、肩、腕の皮膚と唇は黒くなり、背中に卵大の水泡ができたが、警官はスタンガンの電気がなくなるまで傅さんに電気ショックを加え続けた。

拷問の実演:スタンガンで電気ショックを加えられる

    祁さんはかつて、右腕が曲がって、ひざの関節の腫れでしゃがむことができなかったが、法輪功の修煉によって、病気が徐々に回復できた。法輪功が迫害されてから、祁さんは2000年4月14日に北京へ行き、法輪功への迫害停止を求めた。しかし、警官に連行され、留置場に1カ月間監禁され、4000元をゆすり取られた。2001年の正月、祁さんは洗脳班に拘禁された。その後、県610弁公室の警官は祁さんを洗脳班から県留置場に移送し、2年に8カ月間不当に拘禁した。警官は常に祁さんの家に行き、嫌がらせをし、祁さんの夫を1カ月間拘禁して、10000元をゆすり取った。祁さんの娘は警官を見るたびに恐怖を感じ、心臓病が再発し、2007年4月27日に亡くなったという。

 金さんは県テレビ放送局の社員で、法輪功を学んでいるという理由で、5回にわたって連行され、3度の不当判決を受け、8年間拘禁されていた。2000年4月、金さんは北京に行き、法輪功の無実を訴えたため、3年の実刑判決を言い渡された。2004年5月9日、金さんは2回目に3年6カ月の不当判決を下された。 

 法輪功が迫害されて14年、臨レイ県の法輪功修煉者は家宅捜索、強制洗脳、拘禁、拷問などの迫害を受け続け、1人の修煉者が迫害によって死亡した。県の警官は前後、法輪功修煉者から約15万元以上の現金をゆすり取ったが、領収書を1枚も出したことはなかったという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/6/280813.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/11/4/143025.html)
 
関連文章