大連市で複数の法輪功修煉者が不当拘禁
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 【明慧日本2013年11月15日】遼寧省大連市瓦房(がぼう)店の法輪功修煉者・殷紅梅さん(女性)は昨年6月13日、同市の警官により不当に連行された。その後、殷さんは大連市姚家留置場に拘禁され、拷問や虐待を受けた。明慧ネットの報道によると、殷さんの夫は殷さんと面会するため、留置場へ行ったとき、殷さんが鉄の檻に監禁されているのを目撃したという。

关铁笼
拷問の実演:鉄の檻

 情報筋によると、大連市のネット警察は殷さんを3カ月間監視し続けた。その結果、殷さんは昨年6月13日昼頃、大連市ネット警察3人、瓦房店610弁公室の警官3人、新華派出所の警官1人に自宅に不法侵入され、連行されて留置場に拘禁され、すでに1年が経過した。

 1999年12月26日、殷さんはかつて天安門金水橋を歩きながら「法輪大法は素晴らしい! 『真、善、忍』は素晴らしい!」と叫んだことにより、北京市の警官に連行された。その後、殷さんは地元に送還されて労働教養1年6カ月を宣告され、瀋陽市の馬三家労働教養所に収容された。

 今年8月31日~9月12日まで、第12回全国体育大会が遼寧省で開催され、大連市は大会開催地の一つの主な都市であった。そのため、大連市公安局は「間違って千人を逮捕しても、一人も見逃さない」というスローガンを提唱し、「全国体育大会の安全を守るため」という名目で狂ったかのように法輪功修煉者を連行した。

 8月30日朝、法輪功修煉者・曲浜さんは連行され、大連市姚家留置場に拘禁された。 9月25日午前9時頃、庄河区公安支局は犯罪捜査の警官や国保(国家安全保衛)大隊の警官らを出動させて、「庄河鑫明宇商行」に侵入させ、法輪功修煉者である店主・徐明華さん、店員・趙美春さん、於淑蓮さん、張英俊さんを不当に連行し、大連市姚家留置場に入れようとした。しかし、張さんは入所の際の健康診断で異常が見つかったため帰宅させられたが、ほかの3人は留置場に拘禁された。

 留置場で拷問を受けた曲さんは痩せこけ、体がとても衰弱して生命の危険に陥り、最高血圧70、最低血圧40となり、激しく嘔吐して、2度も意識不明となった。そのため、留置場側は大連市中山区裁判所に「曲浜は引き続き拘禁するには不適者である」という申請書を出したが、裁判所の裁判官・梁勇国は「姚家留置場が提示した証明書は釈放条件を満たしていない」と言って、曲さんを解放しなかった。

 現在、姚家留置場には法輪功修煉者・馬冬梅さん、王仁国さん、宋学存さんも拘禁されている。

 中国の正義ある弁護士たちは「法輪功が迫害されている事実を人々に伝えること、北京へ行って陳情することなどは合法的で、憲法による信仰の自由、言論の自由の権利の範囲内のことである。刑法第251条に『国家機関の職員は違法に国民の信仰の自由を剥奪すれば・・・2年以下の実刑判決、あるいは拘留に処する』と記載され、法輪功修煉者への迫害行為に加担した者は、法を執行する者でありながら法を犯している」と述べた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/3/280659.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/11/1/142977.html)
 
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