吉林省の留置場で拷問され法輪功修煉者が負傷
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 【明慧日本2013年11月19日】吉林省農安県の法輪功修煉者・劉偉さんは昨年11月2日夜、地元の国保(国家安全保衛)大隊と刑事警察大隊の10数人の警官らに不当に連行された。刑事警察大隊に拘束された劉さんは、自白を強要され残忍な拷問を受けて、頸骨(むこうずね)を骨折してしまった。劉さんの家族に依頼された弁護士は刑事警察大隊へ行き、劉さんと面会しようとしたが許されなかった。しかし、弁護士が同大隊を離れてすぐ、 劉さんは「地環」(地面に固定された鉄製の鎖を用いる拷問)、「抻床」(四肢を四面八方へ引っ張る)の拷問を加えられた。

中共酷刑示意图:手铐脚镣
拷問イメージ図:手足枷をつけられる

酷刑演示:抻床
拷問の実演
:「抻床(四肢を四面八方へ引っ張る)

 劉さんは安県製油工場の科長だった。「とても人柄がよい人だ」と周りから親しまれていた。劉さんには子供が1人いて、両親が迫害されて世話をする人がいなくなった子供3人を扶養していた。

 昨年11月2、3日、長春市公安局と農安県公安局は20数人の法輪功修煉者を不当に連行した。2日夜、国保大隊、刑事大隊の警官10数人は、劉さんの自宅に不法に押し入って家宅捜索を行い、現金10万元と30数万元相当の切手、ノートパソコン、デスクトップパソコン、プリンタ、携帯電話を数台など、さまざまn生活用品を没収し、劉さんを連行した。夜9時ごろ、劉さんは刑事第5大隊に拘束されて、尋問を受けた。

 国保大隊の大隊長・唐克ら警官は劉さんを鉄の椅子に座らせ、両腕を背中に回して手錠をかけ、両足を縛って固定し、つるはし(掘る道具)を使って劉さんのすねを殴りながら、自白を強要した。劉さんは何も話さなかったため、警官に服を脱がされ、窓とドアを開けて冷たい風を入れられた。さらに、劉さんは体に冷水をかけられ、扇風機の風をあてられた。体が乾くと、すぐに冷水をかけられ、繰り返し拷問された。されに、警官は縛られた劉さんの胸側に木の棒を差し込み、つるはしを背中と両腕の間に差し込んで劉さんを苦しめ、翌日の朝5時まで拷問を行った。

 3日夜、全身あざだらけの劉さんは留置場に送られた。留置場で尋問を受けたとき、警官はつるはしで劉さんを意識不明になるまで殴打した。

 6日、警官は午前9時~夜7時まで、劉さんを拷問し、劉さんの右すねを骨折させた。 

 部屋に戻った劉さんは顔が腫れ、すねが腫れて太ももより太くなり、ひざから足の指まで全部黒くてなって10数日間、立つこともできなかった。しかし、警官は少し身体が回復した劉さんを殴ったり、蹴ったりした。

 家族は劉さんのために、弁護士を依頼した。今年9月2日、弁護士は法律に基づいて、留置場へ行き、劉さんとの面会を求めたが、留置場の所長・李清国に阻止され、面会できなかった。その後、弁護士は所長の李清国を起訴した。しかし、弁護士が留置場を離れると、警官は再び劉さんに拷問を加えたという。

 劉さんは現在もなお、農安県留置場に拘禁されている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/11/281048.html)
 
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