黒竜江省:職業学校教師が洗脳班に不当拘束
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 【明慧日本2013年11月22日】黒竜江省勃利(ぼつり)県の職業学校の教師・劉玉美さん(女性)は今年9月11日午後、県政法委員会(610弁公室を直轄する組織)の主任・趙鵬飛ら警官により不当に連行され、七台河市六呂洗脳班に拘束された。洗脳班で劉さんは「『真・善・忍』に従って、良い人になることは間違っていない」と確信し、「転向」を拒否した。

 先月14日、省610弁公室のリーダー・顧松海は六呂洗脳班へ行った。午後2時過ぎ、洗脳班で顧の指示を受けた県610弁公室の趙鵬飛と賀威2人は、県第七中学校へ行き、その学校に勤務している劉さんの夫・王躍さんを連れ出し、一緒に洗脳班に戻った。洗脳班で警官は王さんに劉さんを「転向」させるよう強要した。警官は王さんに「お前が妻を『転向』できなければ、お前ら夫婦を停職処分にし、給料も止めてやる」と脅迫した。また、省610弁公室の顧も警官らに「劉玉美は『転向』しなければ、痛い目に遭わせてやれ」と言った。

 実は、劉さんが連行された当日、夫・王さんは鶴崗洗脳班から解放される日だったので、夫婦は顔を合わせることもできなかった。先月9日、王さんは娘を連れて、六呂洗脳班へ行き、劉さんとの面接を求めたが、洗脳班のリーダー・張に拒否され、帰るしかなかった。しかし、娘は母親の安否を大変心配して、母親に会いたくてたまらず、翌日、1人で洗脳班へ行って母親との面会を強く求めたが、会えなかった。娘はそこで2時間ほど泣いた。洗脳班の副リーダー・劉玉林は娘に「早く出て行け! 出て行かないと、警官に連絡して、お前を逮捕させる」と言って県610弁公室の趙鵬飛に電話をした。そして、趙はその当日午後、第七中学校へ行き、王さんに「お前の娘を洗脳班へ行かせるな」と脅した。

 洗脳班は610弁公室が作ったもので、最初は「学習班」と呼び、次に「法制学校」と呼んでいたが、実際、610弁公室自身も不法に設立された機関で、14年来、主に法輪功修煉者に対して迫害を行っている施設である。

 現在、七台河市六呂洗脳班の法輪功修煉者に対する迫害行為は暴露されており、国内外で関心を引き起こしている。世論を恐れて、六呂洗脳班は看板さえかけていないという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)  

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/18/281412.html)
 
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