【明慧日本2013年11月22日】広西省百色市の恒基広場で今月1日の夜、警備員の鄧子江さん(47)が夜勤に入るころ、突然5、6人の男が陰から襲いかかり、無言で鄧さんをマイクロバスに押し込み、車は激しい音を立てて走り去った。驚いた周りの人々は何が起きたのか分からず、鄧さんを連行した人物が犯罪組織か、それとも公安なのかも分からず、どこへ連行されたのかも分からないという。
深夜、不思議な電話が鄧さんの家にかかってきて、「鄧さんは右江区の法制学校で勉強している」と言ったという。事件が発生してから10日経過したが、鄧さんからの音信は一切ない。
この「右江区の法制学校」は、実は洗脳班である。中共(中国共産党)が不法な手段で専ら法輪功修煉者を迫害、拘禁し、修煉者を強制的に転向させる違法な秘密の専門機関である。同洗脳班の迫害手段は、騙す・恐喝・金や財物をゆすり取る・睡眠を剥奪する・労働教養などである。洗脳班の警官は幾日も修煉者を眠らせず、24時間体制で法輪功を中傷する録音・ビデオなどを強制的に聞かせたり、見せたり、誰かが拒絶するならば、引き続き「勉強させる」と言っている。
鄧さんは百色市右江区病院の元内科医師。1997年に法輪大法を学び始め、「真・善・忍」の基準で厳しく自分を律し、また医療技術に優れ、道徳心の高い医師であった。1999年7.20に中共が法輪功への迫害を開始した後、鄧さんは法輪功を学び続けようとして様々な迫害を受けた。
2000年3月、鄧さんは百色市の留置場に15日間不当に拘束され、7月から、また同市の刑務所に67日間拘禁。10月、広西省第一労働教養所に送られ、2年間拘禁され、さらに6カ月延長された。2003年4月のある日の夜中、解放された。
留置場、労働教養所で、鄧さんは毎日15~17時間の労働を強いられ、警官に指示された受刑者に殴られ、タバコの火を押しつけられ、地獄のような苦しみを嘗め尽くした。
拷問の実演:暴行される
鄧さんは公安と勤務先に監視・恐喝・尾行などされただけでなく、また教職を解かれ、住宅を没収され、経済的基盤を断ち切られた。
数年来、鄧さんは様々な迫害を受け、困窮の果て、路頭に迷う身となり、あちこちでアルバイトをして日々を過ごしていた。しかし、迫害はまだ終わらず、今月1日の夜、再度連行された
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)