山東省:不当連行された男性 拷問され何度も危篤
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  【明慧日本2013年11月27日】山東省青島市の法輪功修煉者・楊乃健さん(32歳男性)は今年5月2日、警官に連行され、拷問された。警官は自らがでっち上げた罪を認めさせるため、交代で楊さんに暴力を振るい、楊さんを何度も危篤に陥らせた。

'杨乃健'
楊乃健さん
 心身ともに健康で、顔が赤くてつやつやしている楊さんは数カ月間、留置場で苦しめられ、20キロも痩せてしまい、体が弱々しく、何度も意識不明になった。現在、楊さんは胸に痛みを感じ、胸が苦しく、息苦しくなって、大量の血便、腹痛などの症状が現れている。

 今年5月2日、青島市公安局は100人以上の警官を出動させ、民家を包囲し、陸雪琴さん、劉秀貞さん、楊乃健さん、袁紹華さん、崔魯寧さん、李浩さんなどの法輪功修煉者を連行した。修煉者たちは「邪教組織を利用して法の執行を破壊した」という濡れ衣を着せられた。6月4日、中共(中国共産党)の中央テレビ局や、中共の代弁者である新華ネットなどのメディアは突然、青島市公安局が法輪功修煉者の逮捕の報道をした。その後、公安局は修煉者に以前に被った罪名を「国家政権を転覆させることを扇動した」という罪に変え、修煉者たちの家族に署名することを強要した。

 修煉者たちは、拷問の実演の写真を撮っていたところを警官に連行された。修煉者たちは当局の刑務所や労働教養所が法輪功修煉者に対して行っている残虐な拷問を再現し、事実を明らかにしようとしていた。

 拘禁された楊さんはある日、手足に枷をつけられ、三日間にわたって昼も夜も尋問を受け、睡眠を許されなかった。楊さんは回答しなかったため、鉄の窓に三日間吊るし上げられた。そのため、楊さんはお腹が痛めて大量の血便が出た。

中共酷刑示意图:吊铐
拷問のイメージ図:吊るし上げられる

 それでもなお、警官は引き続き、楊さんに拷問をした。警官は「今日は、おまえを絶対にしゃべらせてやる」と言いながら、野球バットで楊さんを殴り、バットの先で楊さんの心臓の部分を強く打った。そして、その場で楊さんは胸が息苦しくなり、胸に激痛が走り、呼吸困難となった。その後、楊さんの胸の痛みはずっと続いたという。

 楊さんは終始沈黙し、断食をして迫害に抗議した。

 現在、楊さん、楊さんの母親・劉秀貞さん、陸雪琴さん、袁紹華さん、崔魯寧さん、李浩さんは引き続き、青島市即墨の普東留置場に拘禁されている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/19/281454.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/11/2/143001.html)
 
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