上海市:法輪功修煉者が連行され1人死亡 1人が危篤(写真)
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 【明慧日本2013年12月7日】山東省の法輪功修煉者・趙斌さん(58歳男性)と厖光文さん(37歳男性)の2人は昨年4月27日、上海市南匯(なんわい)区の社宅で自称三灶鎮派出所の警官1人、長寧区江蘇路派出所の警官1人、数人の私服警官に部屋に不法侵入され、法的書類を何ら提示しないまま、不当に連行されて長寧(ちょうねい)区留置場に拘束された。厖さんは上海市物流会社の社長で、趙さんはその会社の従業員である。

 留置場に拘束された厖さんは、5月14日から毎日24時間、手足を枷で繋がれ、立つこともできず、トイレへ行くときも、枷をはずされなかった。5月22日、厖さんは迫害に抗議するため断食を始めたが、24日、警官は厖さんを鉄のイスに固定し、灌食をした。警官はチューブを挿入したり抜いたりしたため、厖さんは激しく嘔吐し、鼻腔からも出血した。27日、厖さんは上海市刑務所総合病院へ移送され、体をベッドに固定されて灌食され、詳細不明な薬物を注射された。そのため、厖さんは筋肉が萎縮して膝の関節も固まり、10数キロも痩せてしまった。

拷問のイメージ図:手錠と足枷

 8月1日、厖さんは治療を受けるため、警官が要求する2万元の保証金を支払って「重病のための服役中の一時出所」の 手続きをした。

 しかし、今年7月5日、長寧区裁判所は突然、厖さんに「7月11日午後2時半、あなたに対する裁判を開廷するので、法廷に来なさい」と通知してきた。7月8日、厖さんは610弁公室のリーダーに会いに行き、裁判の取り消しを求めたが、その場で連行された。

 趙さんは、昨年4月27日に拘束されて以来、長寧市留置場に拘禁されていた。趙さんが拘禁されている間、勤務先のリーダーは趙さんのために、数人の弁護士に依頼したが、すべて司法部門に妨害され、趙さんの無罪弁護には至らなかった。

 7月11日午後2時半、長寧裁判所は厖さんと趙さんに対して不当に裁判を開廷した。厖さんは連行された7月8日から断食をして不当拘禁に抗議したが、警官に引きずられて法廷に入った。厖さんは法廷で、両目をずっと閉じたまま一言も喋らなかった。家族が厖さんのために依頼した北京の弁護士が厖さんの無罪を弁護したとき、2度も裁判官に中断させられた。趙さんは裁判所側が指定した弁護士を受け入れず、自ら弁護した。しかし、裁判長は厖さんに懲役5年、趙さんに4年の実刑判決を宣告した。

 9月3日、趙さんは上海市提藍橋刑務所に拘禁されたが、10月19日に突然、死亡した。入所前はとても健康だった趙さんが1カ月半の間に、どのような迫害を受けたのかは不明である。

 厖さんは裁判後も断食を続けた。7月19日、厖さんは上海市刑務所総合病院に移送され、体をベッドに縛られて灌食された。9月3日、厖さんも上海市提藍橋刑務所に拘禁された。

 10月2日、刑務所側は厖さんの家族に「厖光文は健康の問題で上海市刑務所総合病院に搬送した」と、電話で知らせてきた。

 現在、厖さんは刑務所総合病院に入院しており、何を食べても吐き、生命の危機に晒されているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/31/282027.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/11/18/143291.html)
 
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