遼寧省:父親は路頭に迷い 息子は不当連行
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 【明慧日本2013年12月20日】遼寧省錦州市古塔(ことう)区の中共(中国共産党)当局関係者は先月22日、法輪功修煉者・呉宝貴さん(男性)の身元保証人である息子・呉博さんを不当に連行した。

 先月21日、古塔区裁判所は劉麗さんの家族に、劉さんの案件を地元の中級裁判所に提出し、劉さんを遼寧省女子刑務所に拘禁すること、そうでない場合でも錦州市に拘禁することを知らせた。

 昨年9月25日午後、呉さんと妻は孫を学校へ迎えに行く途中、警官に連行されて錦州市留置場に拘禁された。また、ノートパソコン、USBメモリおよび法輪功創始者の写真も没収された。情報筋によると、当時警官らは数カ月間、呉さんを尾行し、修煉者・劉麗さんの自宅にまで行ったという。

 9月27日、劉さんは不当に連行された。またパソコン、ノートパソコン、プリンタ、レコーダー、DVD、真相資料などの私物も没収された。錦州市留置場に拘禁された劉さんは糖尿病の病状がひどく、両目もはっきり見えず、全身が腫れて行動が困難になってしまった。その結果、「重病のための服役中の一時出所」 で解放された

 10月26日午後4時半頃、呉さんの家族は市公安局から電話を受け、呉さんの逮捕令状が発布されたことと、公安局へ行ってサインするようにと知らせられた。家族は断ったにもかかわらず、数回、催促の電話がかかってきた。

 今年1月中旬、呉さんを逮捕する公文書は検察院から公安局へ戻されたが、呉さんは解放されなかった。

 4月20日、古塔区裁判所は劉麗さん、呉さんに対して不当裁判を行った。

 7月2日、呉さんは左脳に嚢腫ができ、右半身が不随になったため、「重病のための服役中の一時出所」で家に帰された。

 9月28日、古塔区裁判所は劉さんと呉さんに29日に法廷に出廷するように知らせた。呉さんは出廷しなかった。10月8日、当裁判所の司法警官らは呉さんの実家へ行き、判決書にサインを求めたが、呉さんに拒否された。その後、呉さんは路頭に迷う生活を余儀なくされた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/28/283227.html)
 
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