文/イギリスの大法弟子
【明慧日本2013年12月24日】尊敬する師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!
今年の5月頃、国内の同修が他人を介して私に十数個の電話番号を渡して、もっと詳しく真相を伝えてほしいと言いました。同修に協力し衆生を救うべく、私は承諾しましたが、その後、弱気になりました。私は電話で真相を伝えた経験がほとんどなく、仕方なく掛けてみることにしました。
最初は電話がつながらなかったり、相手に電話を切られると気が楽でした。かけた電話がつながらないのは私のせいではないと思い、たとえ電話が通じてもあまり上うまく話せず、相手に真相を伝えるときに、なぜかずっと緊張して全身が震えて声も震えました。やっとその十数個の電話を一通りかけ終えて、大陸の同修に状況を伝えると、その同修からまた電話番号を渡されました。仕方なく私は彼女に実情を説明し、私はそんなにたくさんの電話をかけられず、残った電話番号を明慧ネットに送りたいと伝えました。
師父は同修を通じて私にRTCに上がって衆生を救うことを励まされる
ここ数年、私は昼間家にいる時間が多く、電話での真相伝えは私に適していました。しかし、心性の問題で、私はあまり重要視しませんでした。恐らく師父は私が時間を浪費していると思われ、同修を通じて私に真相伝えの電話を手にするよう按排されました。しばらくして、あるイギリスの同修が私にRTCへの参加を勧め、私は再び躊躇しました。人心が浮上し、私が本当に出来るのだろうか? 一人でするのなら出来なくても誰にも知られずに済みますが、RTCに上がると、皆が聞いているので上手くできなければ面子はどうなるでしょうか?
数日間考えて、私はまずプラットフォームに上がって、同修達がどのように話しているか聞くことにしました。そこで電話を掛けている同修たちは夫々の風格を持ち、話の切り出し方も違い、私は深く啓発を受けました。特に、プラットフォームにいる同修たちは互いに励まし、心に雑念がなく、衆生を救う純粋な気持ちに私は心を深く打たれました。数日間聞いてから、私も知らず知らずのうちに正念を持つようになり、電話をかけることはそんなに難しく感じなくなりました。彼らが言っているのはごく簡単な道理であって、主に「三退」と「大法の真相」の二つの内容でした。私は同修たちの素材を集め、自分に適した真相原稿を作ってみました。数日後、私は初めて皆の前で1本目の電話を掛けました。同修たちに良くできていると励まされ、私は更に自信がついてきました。
家庭での心性の関を経験する
その後の1カ月間、私はほぼ毎週の平日にプラットフォームで真相電話を掛け、ネット電話がないため、私は自宅の固定電話から掛けました。しかし1カ月後の電話料金請求書を見て、私はその高額にびっくりしました。普段、月に40ポンドしかかからない電話料金が今月はなんと90ポンドを越えていました。主人に内緒で電話を掛けてきたためどう説明すればいいでしょうか? 私は心が落ち着かず、どうすれば彼に知られずに済むかの方法を考え始めました。
最初に思いついたのは、電話会社に「今月の料金は私が支払う」というように頼めば主人に知られずに済みます。しかし、毎月の電話料金は主人の通帳からの自動引き落としになっていることを思い出し、この方法は駄目でした。
いくら考えてもよい方法は見つからず、同修とも交流してみたのですが、結局は自分の修煉の過程の心性の関として自分が乗り越えなければなりません。そう思って、私は内に向けて探し始めました。私が主人に知られるのを恐れているのは、彼が怒り、良くない顔を見せてくることです。長い間、私はずっと家庭内の関を乗り越えてきて、彼は私が外出して、大法の活動に参加することを以前ほど反対しなくなったのですが、やはりまだ真相があまり分かっていません。ですので、私は彼に知られないように多くの大法のことをやっています。
今、問題が発生し、それに対面しなければなりません。後で彼に知られて怒られるより、私の方から先に事情を説明した方がいいと思いました。彼は海外出張中のため、私はMSNを通じて彼にメッセージを入れ、真摯に謝りました。「ごめんなさい。今月私は国内に多くの電話を掛けました。しかし、こんなに高額になるとは想像もしませんでした。多くの電話をかけたのは、中国人に真相を伝え、天安門焼身自殺が法輪功を陥れる偽のニュースであることを皆に教えてあげたかったからです。今後、固定電話を使って電話を掛けたりはしません」
メッセージを送ってから私は心が楽になりました。彼はそれを見て、何も言いませんでした。帰宅してきた彼は請求書を見て、「なぜこんなにたくさん掛けたの?」と一言だけ聞いてきました。私は、「電話が通じないので、繰り返し掛けてみたからです」と説明しました。彼は、「通じないなら止めたほうがいいでしょう」と言い、その後何も言わず、この件もこうして解決されました。私は早速ネット電話に切り替えました。
それから、私は毎週の平日にプラットフォームに入り、毎回2時間ほど電話をかけ、時には4、5人の三退を成功させました。この数字は経験豊富な同修に比べて少ないのですが、しかし、三退のネームリストを大紀元の「脱党サイト」に載せて、私は始めて満足感を覚え、着実に数人を救えた今日を無駄にしなかったと感じました。最近よく思うのは、何故数年前から電話による衆生救いの方法を思いつかなかったでしょう。
真相電話を掛ける過程での感動ストーリー
真相電話を掛ける過程で様々なタイプの人に出会います。罵声を浴びせてくる人、下品なことを言う人、警察に通報すると脅迫してくる人、邪党を恐れ、電話を受け取ってから終始一言も言わない人、法輪功を敬服する人、また法輪功を習いたい人がいました。以下において、二つの感動ストーリーを皆さんと分かち合いたいと思います。
一、ある男性は真相を聞いて非常に感激し、信仰の自由のために絶えず努力する法輪功修煉者に敬服していると言いました。その後私たちはずっと連絡を取り合っていました。
彼は送ってきた手紙の中にこう書いていました。「人間は万物より優れ、絶対にこの世で数十年生きるただの生き物ではありません! 魂がなければ、なぜ孔子が死んだ2000年後も、彼の思想が世界に影響を与えるのでしょう? 私自身の人生の価値も、この数十年に限らないと思います。私も中国の宗教信仰の自由化に、人権に何か貢献できればどれだけ喜ばしいことでしょう。あなたみたいな法輪功学習者と友達になれたのは私の人生の最大の喜びです。私に人生の方向を示してくれて、人生の価値を分からせてくれました。ずっと連絡を取り合い、真の友になりましょう!」
また、彼は以前から自由の門というソフトを使い私達の文章をよく見ていたと言いました。その後、私は彼に『九評共産党』や他の真相資料を送ると、彼は必ずよく読み通すと言い、私達に何かお手伝いできればという意思表明をしてくれました。私は、「それなら、私が伝えたことや真相資料を周辺の親友に伝播していくのが一番良い事です」と言いました。彼は必ずそうすると答えました。
二、ある日私はある老人男性に電話を掛けると、彼は、「今時間がないので、日を改めて掛けてください」と言われました。数日後私が再び彼に電話を掛けた時、彼はちょうど友人と一緒にお酒を飲んでいました。彼は私の電話に出て、海外からの電話だと知った時、「今は友達と一緒にお酒を飲んでいる」と説明してくれました。少し会話を交わした後、私は彼に党員であるかを尋ねました。彼は「そうです」と答えたので、私は仮名で三退することを勧めると、彼は受け入れました。その後、彼は自ら友達に声を掛け、「海外から来ている電話だから、あなたも少し会話してみる?」と言い、電話を友達に渡しました。私はその友達に簡単に「三退」のことを紹介し、彼にも三退を勧めると、彼は早速脱党に同意しました。二人とも三退した後、最初の老人男性が再び電話に出て、こう言いました。「もうお酒を飲むから、会話はこの辺にしましょう。さよなら」。この一通の電話は、まるで彼らが私からの救いを待っていたかのように感じました。
闘争心を取り除く
1週間ほど前、私はある電話をかけ、電話に出た老人男性は最初すごく穏やかな感じで、何(党、団、隊)も加入しておらず、自分は仏教信者だと言い、いきなり態度が180度変り、罵声を上げ始めました。私は平然と言いました。「人を罵らないで下さい。仏教信者でしょう? 仏教を信じるなら尚更言葉で人を傷つけたりしないでしょう」と言っても彼はひっきりなしに私を罵るので、仕方なく私は電話を切りました。私は心が平然として、次の電話に影響がないよう自分に言い聞かせ、続けて電話を掛けました。
翌日、再び試練がやってきました。ある若い男性がずっと私の言う脱党の話を聞き、時々質問もしますが、途中、私が法輪功学習者であるかどうかを尋ね、私がそうですと言った途端、彼は怒鳴りつけ始めました。私は心を動じず、彼の背後にいる邪悪の要素を取り除くよう発正念をしました。彼は止まらずに怒鳴るので、私は電話を切るしかありませんでした。その時の私は彼を怨んでおらず、ただ彼のために残念だと思いました。これだけ年数が経ったいまでも彼は真相を知らず、依然として法輪功を敵視しているのでした。どうか一日も早く真相を分からせてあげる同修に出会えるように心から祈りました。
2回の試練を経験し、私はいつの間にか自分の闘争心が取り除かれたことに気づきました。1カ月前の私はこのようなことをされた時、心が動じただけでなく、相手も罵り返しました。1カ月ほど前に、私は偶然に救援チームのプラットフォームで電話をかけたとき、電話に出たのは出張所の警官でした。彼は何回も掛けて来た電話に出ては切り、出ては切り、再び電話が通じた時彼は罵り始めました。私も自分を抑えきれず彼を罵り返しました。言葉が口から飛び出た途端、私は自分の強い闘争心を意識しました。私は早速プラットフォームの他の同修に謝ると、同修たちは私を慰め、最初にこのプラットフォームに入った同修の大多数はこのような過程を経ると言われました。
同じく人に罵られても、1カ月ほど前の私と今の私はまるで別人でした。プラットフォームで電話を掛けてきたこの数カ月間、私はいつの間にか闘争心を取り除きました。家でも、主人に指摘されたり、批判されたりする時、私は彼と言い争う回数が益々少なくなってきました。以前の私なら、言われるや否や言葉を返し、言い返す理由も無尽蔵にありました。
堅持することが大切
毎日2時間ほど電話を掛けて私が三退させる人数は他の同修とは比べものになりませんが、しかし私自身にとって大きな収穫でした。去る4カ月間、私は充実した喜びを感じていました。「毎日殆どの時間を大法に費やしている」と主人に言われることを恐れる人心があるため、私は週末に電話を掛けないことにしています。しかし、2日間電話を掛けずにいて、月曜日になると安逸心が働き、様々な言い訳が頭に浮かんできて、どうしても電話を掛けたくなくなります。そういう時、私はある同修から励まされた言葉を思い出します。「堅持することが大切です」
掛けたくなければ、とりあえず皆が掛けるのを聞こうと思い、プラットフォームに入り、同修達の何通の電話を聞いていると自分も掛けたくなります。それはプラットフォームの強大な正念の場が私の空間場を浄化し、私の正念を強めたのだと思います。
実際、毎日電話を掛ける前に、多少の思想の動揺があって、掛けたくないことはあります。しかし、その考えは自分の考えではないとは私ははっきり知っています。どうであれ、とにかく継続して、1日に何人の三退に成功したか、順調に三退を勧める事ができたかどうか、電話が通じたか通じないかを気にせず、こうして堅持して掛けていけば、救われる衆生も1人から10人、10人から100人になります。
以上は5カ月間にわたる、私の真相電話を掛ける体験ですが、もっと多くの同修が電話を手に取り、参加することを心から願っています。皆さん、ありがとうございます!
(2011年ヨーロッパ法会で発表)