黒竜江省:法輪功修煉者が留置場で迫害され危篤
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 【明慧日本2013年12月25日】黒竜江省鶏西市の法輪功修煉者・顧愛民さん(44歳女性)は今年7月11日、警官に連行され鶏東留置場に拘禁された。留置場で顧さんは濃度の高い食塩水を灌食され、拘禁されて9日目、脈圧が大きくて脈拍がなくなり、危篤に陥った。留置場側は責任を負うことを恐れ、その翌日に、顧さんを解放し帰宅させた。しかし、その後も警官は絶えずに顧さんを付きまとっていた。

 顧さんは鶏西市城子河区に在住。1998年の秋、実家に帰る途中で法輪功と出会った。病気治療の効果があると聞いた顧さんは、法輪功を学び始めた。その後、顧さんは法輪功の教えに従い、自分を修め、健康な体を得て、幸せな家庭を築いた。しかし、1999年7.20から、中共(中国共産党)政権は法輪功への弾圧を開始した。顧さんは法輪功の修煉を堅持したため、十数年来、当局の迫害を受けてきた。

 今年7月14日朝6時ごろ、鶏東県の国保(国家安全保衛)大隊の大隊長は8人の警官を連れ、3台のパトカーで、顧さんの自宅にやってきた。警官は顧さんの家に押し入り、顧さんを東海派出所に連行した。それから、警官は顧さんから奪った鍵を使って、誰もいない顧さんの家に不法侵入し、家宅捜索を行い、品物や現金300元などの私財を没収した。その後、顧さんは鶏東県公安局国保大隊に連れられ、尋問をされたが、顧さんは何にも話さなかったため、警官は記録に「無言」と記入し、尋問を終わらせた。

 その当日の午後、顧さんは鶏東留置場に移送された。迫害に対して、顧さんは断食で抗議したが、警官に1キロほどの濃い塩水を灌食された。顧さんは吐いてしまったにもかかわらず、警官に引き続き、濃い塩水を灌食されたが、塩水が入れられなくなった。そして、警官は顧さんに薬物を注射した。留置場に拘禁されて9日目、顧さんは危篤に陥った。警官は顧さんのことを公安局局長に報告した。局長は留置場に来て、命の危機状態にある顧さんの状況を見た。留置場側も責任を逃れるため、翌日に顧さんを解放した。

酷刑演示:野蛮灌食
拷問の実演:野蛮な灌食

 しかし、顧さんは帰宅しても、警官に騒ぎ立てられた。警官は顧さんの家に行って顧さんを監視したり、近隣の人に顧さんの行動を監視するよう指示を出したりしていた。

 顧さんはかつて、数回に連行・拘禁、殴打、灌食などの迫害を受けた。

 2000年12月20、顧さんは法輪功への迫害停止を求めるため、北京にある陳情弁公室を訪ねたが、話を聞いてくれなかったという。そして、顧さんは天安門広場に行き、座禅をしたが、警官に連行された。留置場に拘禁された顧さんは平手打ちされ、紐で縛られるなどの拷問を受けた。

 2003 年4月、顧さんは人々に自分が受けた迫害事実を話したため、東海派出所に連行された。その後、鶏西留置場に拘禁された顧さんは断食して迫害を抗議したた め、濃い塩水を灌食されたため、両耳から膿が出て、聴力を失い、肺にも傷を負った。しかし、警官は「社会治安を乱した」という罪名を顧さんに被せ、顧さんを労働教養所に送ったが、入所のための健康診断に異常があったため、顧さんを帰宅させるしかなかった。

 2004年11月中旬、鶏東県国保大隊の警官と東海派出所の警官数人は顧さんの家のドアを破壊して不法侵入し、証明を提示しないまま、家宅捜索を行い、パソコンを没収して顧さんを連行した。県公安局に拘禁された顧さんは殴打された。

 6カ月後、顧さんは釈放されたが、警官は常に顧さんの家に来て、嫌がらせしたりしたため、顧さんは家を離れ、路頭に迷う生活を余儀なくされた。

 しかし、昨年5月29日夜6時半ごろ、警官は顧さんの借家に押し入り、法輪功の関連書籍を没収し、顧さんを連行した。公安局で警官は「お前、誰と連絡しているのか? どんな活動に参加したのか?」などと尋問したが、顧さんは何も答えなかった。それで、警官は顧さんを留置場に送り込んだ。

 留置場で顧さんは数回も尋問を受けたが、やはり一言もしゃべらなかった。その後、警官は顧さんの家族から8000元を強請りとって、顧さんを釈放したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/16/282737.html)
 
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