明慧法会|94歳の私の修煉体験(二)
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 【明慧日本2013年12月30日】

 四、心性を高めて難関を乗り越える

 子供たちは私と別居しているため、私の修煉過程はとても順調で、心性の難関などめったに出遭えません。子供たちもすでに老人の列に入って、一番上の子は73歳、一番下の子でももう63歳です。孫たちは全員結婚して、曾孫は高校2年生に進学しました。みんな私を尊重して親孝行です。そのため、私は安心して平穏に「三つのこと」をすることができます。

 子供たちはよく「お母さん(お婆さん、ひいお婆さん)がこんな健康でいられるのは、全て法輪大法を修煉しているおかげだ」と言っています。この角度から見ると、実際、私は修煉してから、子供たちへの面倒や苦労をかけることはありません。私はよく「そうだね。1人が大法を修煉すれば、家族全員が福の報を受けますよ」と答えます。

 子供たちが身辺にいないため、私は家政婦Aさんを雇っています。数えてみれば、彼女が我が家に来てすでに20年過ぎました。身分は家政婦ですが、我が家は彼女を大家族の一員とみなして、全家族数十人はみな彼女を尊敬しています。彼女は誠実で信頼できる人で、真面目に仕事をしています。一言でいうと、Aさんは私たちととても縁があるのです。

 Aさんの姪は小さい時に母親を失ったため、Aさんに育てられました。しかし、専門学校を卒業し、就職して2年後、その子は悪い人たちとつきあって、とうとう女の子がしてはならないことをしてしまいました。Aさんはとても悩み、失望してしまって、そのために気性が変わり、いらいらして不安定になりました。家事がうまくできなくなり、ミスをして少しでも言われると、すぐに足を踏みならして怒り出し、まるで別人のように変わってしまいました。また、よく「姪を殺してやる」とも呟いていました。

 私の修煉はずっと順調で、ほとんどトラブルに遭ったことがありませんでした。しかし今回、トラブルが本当に起きて、私は直面しなければなりません。Aさんの機嫌が悪い時、その態度は本当に…… 間違ったことをしても言われたくないし、彼女に優しく声をかけても何の返事もしてくれず、時には私に大声も出します。小さい時から、人の顔色を窺ったこともない私が、どうしてこんなに悔しい思いをしなければならないのでしょうか。私は心の中で考えました。「あなたに申し訳ないことをしたのは私ではないのに、どうして私が怒られなければならないの。20数年間、私はずっとあなたを優遇してきたわ。子供たちには怒ったりしても、あなたには一度も怒ったことはないわ。あなたに対して、私は良心に恥じることは何もありません!」

 こんな我慢し難い時に、私は『洪吟三』「誰が是誰が非」を思い出しました。「修煉する人 自らの過ちを探し 各種の人心取り去ること多し 大なる関小なる関、落さんと想ふべからず 正しきは彼 過ちは私 何を争ふものか」。たちまち、私は心がぱっと明るくなり、不満はすべて消えてなくなってしまいました。それからは、彼女が怒っても私は穏やかになだめて、また、私たちは以前のように仲良くなりました。

 私がこのようにAさんに優しくしてあげられるのは、ここ2年来、法を多く学んだからです。人が三界に来たら苦に耐えて業を消去し、返済しなければなりません。試練に遭った時、内に向けて探し、自分を修め、他人の良いところを見て、至っていないところを許すことを私は覚えました。トラブルがある時、まず相手の立場に立って考えれば、このような打撃を受けたAさんを悲しませていいのでしょうか? もし私が彼女を慰めたり、同情するのではなく、かえって立場を理由にして偉そうに振る舞うなら、私は常人に過ぎないのではありませんか? 師父は『精進要旨』「佛性に漏れなし」で「まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に、自分をあとにするという正覚にまで修め遂げなければならないのです」と私たちに要求されています。

 私はAさんのつらい気持ちを理解し、そして、彼女に大法の因果応報の法理を伝えました。そこで、Aさんは気分がずっと軽くなりました。今、2人の関係は以前よりも親しくなっています。小さいことですが、これは大法の威力を体現しています。修煉すれば生命を昇華させることができ、昇華した生命はまたすべての人や事物に対して、善良な心で接することができます。

 五、真相を伝え、早く、多くの人を救い済度する、

 ある日、互いに支え合って歩いている老夫婦を見かけました。私は2人に挨拶してから「法輪功をご存じですか?」と聞くと、2人は「知りません」と答えました。私は「この気功は人を救うことができます。煉功すれば病気を追い払って健康を保つことができ、お金は全く要りません。今、病院に行って診てもらうことはどんなに難しいことでしょう。ちょっとした風邪でさえ数百元(約5000~1万円)必要です。以前、私が患った心臓病、リューマチ、手足のけいれん、白内障、浮腫みなどは煉功してから、すべて治りました」と2人に話しました。老夫婦は私に年齢を尋ね、94歳と聞いて2人は驚きました。私の健やかな体を見て、2人は法輪大法の良さを信じて、真相資料を受け取り、「三退」を承諾しました。

 (続く)

 (明慧ネット第10回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/9/282010.html)
 
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