文/山東省の大法弟子 子静
【明慧日本2014年2月23日】
家庭の魔難の中で情と執着を取り除き、迷いを破る
1999年、共産党が大法を迫害してから、父は以前母の修煉を支持していましたが反対し始め、さらに数年の間に母と私によく手を出し、強制的な手段で私たちの修煉を放棄させようとしました。母は共産党によって2回拘禁され、一家は金銭、名誉などの面から酷い影響を受けました。そのため、父はさらに大法を敵視し、母の煉功のせいで家庭を害されたと思いました。数年来、私と母はいろいろな角度から父に真相を話し、一家が受けた迫害は共産党からの迫害だと明確に伝え、生活の各方面で最善の力を尽くして、 大法の素晴らしさを示しました。しかし、父はひたすら共産党の注ぎ込む宣伝だけを信じ、現実的な利益を損なったことから大法を敵視し、母を敵視しました。父は同修から貰った『九評共産党』を焼却し、大法書籍を破り、法像を叩き潰したことがあり、さらに母が不法に拘禁されている間、労働教養所に母を釈放しないように求めに行きました。特に、今年私も修煉していることを父に表明した後、ますます私達を敵視するようになりました。
1カ月ほど前のある日、父は突然私と母の寝室に突入して、テーブルの上にあった師父の法像を取って叩き潰し、師父の写真をフォトフレームの中から取り出してずたずたに引き裂いて、燃やしました。その時、母は厨房でご飯を作っていて、かけつけたのですが間に合わず、私は大声で父を制止して、法像を奪い返そうとしましたが、出来ませんでした。その時、私と母はほとんど理知が崩れ、母は心性をしっかり守れず、すぐさま離婚を求めました。私も怒りの中で自分を忘れて、すぐ追随して両親の離婚に賛成し、母に付いて行くことを表明しました。父はこの情況を見て、退路を見失い、すぐさま同意しました。母は情のため号泣しました。私は激怒の中で、すぐ彼らの離婚の協定書を起草しました。最後に父は激怒して家を出ました。
父が出て行った後、私と母はやっとだんだん落ち着きました。私達は切磋し、先程やったことは修煉者のようでなかったことに気が付きました。師父がおっしゃるには「修煉の中でいかなる偶然な事もありません。私たちの中で正しくない状況と良くない人の行為が現れたとき、それは人心に目掛けてやってきたのです。私たちは旧勢力の按排を認めておらず、しっかり行なわなければ隙に乗じられてしまいます。この方面に対してこのように行なわなければならないから、良くない状態が現れたかもしれません」。「修煉者にとって内に向けて探すことは最も有効な方法です」。[3] 私と母はそこで心を静めて、それぞれが内に向けて探しました。私の父に対するとても重い親への情、恐怖心、怨恨の心、闘争心など多く強烈な執着心は、旧勢力に隙に乗じられました。母も父について情がとても重かったことが分かり、同時にコントロールする心、闘争心など執着も非常に酷く、夢の中で斧を持って父を切ったことがありました。現実の中で、夫婦の情が重く、慈悲の心がはるかに足りませんでした。この数年来、大法弟子である私達2人は常人のよくない考えと観念さえ正すことができず、現在法を正すことがすでに終わりに近づいているのに、私達はまだ長期にわたり家庭の魔難の中から抜け出すことができていなかったのです。私達がしたことは本当に悪く、今日のこの局面をもたらしたのでした。私と母は父に対して情がとても重いため、旧勢力は私達に試練を与えるために、父を利用し、コントロールして私達に魔難を起こし、それによって父に何度も大法に対して罪を犯させ、罪業を深くさせ、淘汰される悲惨な結末に直面させました。私達は父の表面上のマイナス部分だけに着眼し、父を恨み、失望し、どうしようもなく、救いようがないと思いました。実は私達はちょうど衆生が佛に対して罪を犯して救いようがない状態でした。私と母は今目覚めて、自分達の修煉の未熟さに赤面し、悔い、衆生に申し訳ないと感じました。父が私達2人の大法弟子と今生の縁があることは必ず原因があり、その背後には計り知れない衆生が救い済度されることを待っています。法を正すことが終了して、真相が大いに現われたとき、私達はどういう顔で父と衆生に直面できるでしょうか?
これらを理解して、私と母は長い時間をかけて正念を発しました。自分達の空間場にあるすべての情、恐れ、恨みなどの執着を綺麗にし、家庭の修煉環境をきちんと整理し、いかなる外来の要素も迫害や妨害を加えることを許さず、同時に父の背後にあるよくない生命要素とすべての黒い手を取り除き、旧勢力が私達の修煉の未熟さを口実にして衆生を迫害し、衆生を壊すことを絶対許しませんでした。私と母はみな自身の意識および法理に対する理解がますますはっきりしていると感じ、情に影響されて悲しみを抑えにくい感じもなくなりました。そして慈悲の力が拡大していると感じ、同修の助けの下で、大法弟子は離婚すべきではない道理を理解し、離婚するかどうかの執着を放下し、集中して正念を発し、邪悪を綺麗にしました。
その後、父と疎通の中で、私と母は母の離婚の申し出と、私の賛成について父に謝りました。しかし一方で、母は父が法像を壊した行為を断固として認めないと表し、私と母も大法修煉の堅い決心を再度表明しました。邪悪は手の打ちようがなくて、父は家に帰ってきた後、前回の事を持ち出さず、騒ぎは静まりました。
今回の家庭への魔難の教訓はきわめて大きいものでした。私と母は自身の修煉に漏れがあったため、邪悪に隙に乗じられ、師父と大法に酷い損失をもたらし、同時に衆生に大きな罪業を作らせました。事後、私達は師父の法像の前に跪いて過ちを認め、懺悔し、今後の修煉の中で努力して自身を修め、真相をまだ知らない衆生を救い済度し、できるだけ早く家庭の修煉環境を規正し、過ちを補うことを誓いました。
神聖な修煉の風雨のなかの14年でしたが、私は自分の修煉がきわめて不足していることが分かり、精進している同修達とは距離があり、更に師父に与えられた「法を正す時期の大法弟子」という偉大な称号にまだふさわしくありません。しかし、慈悲で偉大な師父はこの意気地がない弟子を放棄されませんでした。師父が弟子を加護されるために耐えて払われたものを、弟子は永遠にその程度を知らず、ただ精進しさらに精進し、三つのことをしっかりと行い、徹底的に大法に同化し、自分を綺麗にし、そして最も純粋な心で、最大の努力を尽くし、師父の要したすべてを円融し、師父の慈悲かつ苦心の救い済度、衆生の心からの期待、自分が世に来た真の願望に申し訳が立つようにします。これは私が唯一できることです。
次元に限りがあるため、不足な部分は同修の慈悲なるご指摘をお願いします。
師父に感謝申し上げます。同修に感謝いたします。合掌。
(完)
(明慧ネット第9回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
注:
[3]李洪志師父の著作:『二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法』
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/11/18/136357.html)