甘粛省:法輪功修煉者・魏海文さん 11年間行方不明
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 【明慧日本2014年2月28日】法輪功修煉者・魏海文さん(20歳)は2003年のある日、朝陽市の市場へ買い物に行ったまま行方不明になり、それから11年経ったが、未だに音信がない。

 その後、魏海文さんの戸籍が、サングラスを掛けた2人の身元不明の人によって移された。そのため親族が公安局に尋ねに行くと、魏さんのことを調べてはならず、どこに行ったかも知らないので、引き続き調べるなら逮捕すると警告された。

 魏海文さん(1983年生まれ男性)は甘粛省平涼地区崇信県高庄郷呉家湾村に住んでいた。1998年3月、魏海文さんは廊坊市で仕事をしていた時に法輪功を学び始めた。それから魏さんは常に真、善、忍の基準で己を律し、仕事を真面目に取り組んでいたため上司から良い評価を得ていた。

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 16歳にも満たない魏さんは殴られ傷だらけになった

 1999年7月22日、魏海文さんはお兄さんの魏海軍さんと一緒に北京を訪れ、法輪功が当局のよる不当な迫害を受けていることなどを陳情に行こうとした。しかし、2人は途中の廊坊市で捕らえられ、学校の体育館に閉じ込められて暴行を受けた。当時、魏海文さんは16歳に満たなかった。

 2005年5月に2人は甘粛省に移送され、県城留置場に6カ月間にわたり拘禁された。その間、魏さんは迫害を受け苦しめられた。その後、の伯父が4000元を支払ったため、魏さんは解放された。

 2001年春、魏海軍さんは当局に拘束されたが途中で脱出することに成功した。その後、警官らは商店で働いていた弟・魏海文さんを廊坊市広陽区公安局に連行した。

 魏海文さんは暴力を振るわれ、何度も気を失った。18歳に満たなかった彼は、心身共に苦しめられたが、真善忍を教える法輪功への信念を守り通した。

 2003年のある日、魏海文さんは朝陽市の市場へ買い物に行ったまま行方不明になり、それから11年経ったが、未だに音信がない。

 魏さんの母親「子供が行方不明なのに、どうして探してはいけないのか」

 魏さんの母親は、子供が行方不明になったため、心配で気が気でなくなり、至る所を捜しまわった。

 地元を捜しに行った時、知り合いから、秋頃に3台の黒い車が村に来て、サングラスをかけた2人が車から降りてきて、村の会計に2本の高級タバコを渡し、魏さんの戸籍を移すために証明書を出すよう頼んだという話を告げられた。親戚が県の公安局へ尋ねに行くと、魏さんのことを調べてはならず、そうでなければ逮捕すると脅された。

 2002年~2003年は、ちょうど中共(中国共産党)が生きている法輪功修煉者の臓器を摘出し、売買するという犯罪行為がピークに達していた時期であり、魏さんも臓器売買のために殺害された65000人の法輪功修煉習者の一人ではないかと疑われている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/2/25/288071.html)
 
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