【明慧日本2014年3月2日】オーストラリア・シドニーの法輪功修煉者は先月2日、シドニー市政府主催の新年の大パレードに参加した。パレードの夜、街の中心部は色とりどりの旗が風になびき、ネオンが輝いて祭りの雰囲気を盛り上げた。来賓席が市役所のビルの前に設けられ、華人コミュニティ、ベトナムコミュニティ、韓国コミュニティなどの民族、民間団体68チーム、30以上の花車、約3千人がパレードに参加し、10万人以上の見物人で賑わった。
パレードで行進する天国楽団
法輪功チームの花車「天馬 空を行く」
法輪功チームの花車をカメラに収める見物人
中国の旧正月を祝う祭りがシドニーで恒例の行事となり、中国文化と触れ合う重要な機会にもなっている。日暮れとともに、人々がシドニーの繁華街に集まり始め、年に一度の最も賑やかで、最も素晴らしいパレードを待ち望んでいた。
法輪功修煉者がデザインし、製作した「天馬 空を行く」と題する花車は、周囲を神兵や神将、仙女に見守られて、神馬が天から駆け降りて来るがごとく、荘厳で雄大であった。また、中国語や英語で「法輪大法」「真善忍」と書かれたプレートが花車に取りつけられた。そして車上では、修煉者が法輪功の穏やかで優美な5式の動作を披露した。法輪功修煉者で世話人のジョン・デラーさんは、「今年は午年(馬年)であり、この機会を利用して中国の伝統文化である『天人合一』という理念を人々に示し、修煉者たちの創意で、宇宙の法理『真・善・忍』の素晴らしさと、『天馬 空を行く』の『仙女』『神兵神将』を一つに組み合わせ、その神聖で穏やかな形象を人々に示したかったのです」と話した。
花車は至るところで人々に盛大な拍手で歓迎され、それと同時に、その素晴らしい光景を人々はカメラに収めていた。花車を先導するのは天国楽団で、その演奏するメロディと太鼓は人々の心を揺り動かし、シドニーの市民に素晴らしい新年を送り届けているかのようだった。
法輪功チームが来賓席前を通過する際に、シドニー市長をはじめ市議会議員たちは手を振って謝意を表明し、司会者は法輪功について紹介した。
ジョン・デラーさんは毎年パレードに参加し、その感想を話してくれた。「私は毎年花車の上で見物人に手を振りながら、中国語で『新年おめでとうございます』『明けましておめでとうございます』と挨拶します。見物人の反応は年毎に熱烈になり、東洋人、西洋人から中国語や英語で『明けましておめでとうございます』と返ってきます」
天国楽団がパレードの前に公園に集合していた時、3人の中国からの留学生が、天国楽団の整然とした隊列を見て話しかけてきた。中共(中国共産党)の関連組織からの離脱の重要性を理解した3人は、少年先鋒隊からの脱退に同意した。出発直前にまた中国人の留学生2人がやって来て、天国楽団の衣装と楽器を見て、とても興味を持ち「あなた方はどのチームですか?」と聞いた。楽団のメンバーは「私たちは法輪功のチームです」と答えた。そして2人に法輪功が受けている迫害の真実、中共の関連組織からの脱退の重要性を説明した。2人は馬俊と馬騰の仮名で共産主義青年団と少年先鋒隊からの離脱に同意した。