【明慧日本2012年3月4日】神韻芸術団は創立以来8年間、世界各地で公演回数や入場者数を更新し続け、盛況となっている。その公演のDVDが中国国内で出回り、人から人へと伝わり、神韻の熱烈なファンが日増しに増えている。しかし、中国の伝統文化の復興を目的とする神韻芸術団の公演は、中国本土では許されていないため、神韻の巡回公演中は、ファンらが中国から観賞ツアーを組み、はるばる海外へ観賞に行くのだという。
2月15日韓国テグでの神韻公演、盛大な拍手が送られカーテンコールが続いた |
今年2月神韻芸術団の韓国のスーウォン市・クァチョン市・テグ市での公演は、当地の観衆を感激させただけでなく、中国の北京市・遼寧省・黒竜江省・山東省などの地区から観賞に来た観衆をも感激させた。公演終了後、中国の観衆は感無量で涙をぬぐう人、時間が経っても席を立とうとしない人、ポスターの前で記念撮影をする人、実名でマスコミの取材を受ける人、まるで共産党の束縛から解け離れたようで、素直な気持ちで自己を表現していた。ある官僚は「私たちはもう恐れません。公演を見れましたので、恐れるものはありません」と力強く話した。
中国の官僚「私たちは真の佛に会えた」
黒竜江省某部署の官僚である邵さんは、「私たちは9人で来ました。中には国家幹部もいれば、大企業の経営者もいます。ネットで神韻の公演を知り、友人を介してチケット購入しました」と語る。
邵さんは興奮した様子で話し続けた。「今まではこのような素晴らしい映像を見たこともなければ、神仏や天国世界も見たことがありません。しかし、今日はすべてバックスクリーンに現れ、神仏が目の前にいるように感じ、真の佛に出会ったと感じました」
「神仏の衣装も見所であり、素晴らしい。ダンサーたちは清潔で、美男美女がそろい、表情はとても穏やかで、精神が浄化されたように感じました」
「本音を言いますと、私たちは内心から自分たちの文化を崇拝しています。中国の伝統文化が、国外でこのように歓迎され、心を打たれました。(本日の公演を)当地の市長さんはじめ、知名度のある人々が見に来ています。米国、台湾も同じく市長や議員たちも鑑賞されていると聞いています。中国人として誇りに思います。理解できないのは、なぜ共産党が自国民にこのような素晴らしい公演を見させないのか、ということです」
北京のダンサー「中国の全ての芸術家が鑑賞されることを希望する」
北京からわざわざこの公演を鑑賞に来たプロダンサーの張さんは、公演終了後も同行者たちと会場から離れようとせず、感激と喜びを味わっていたようだった。そして、彼女は取材を受け以下のように述べた。「ほかの公演は見た後すぐ忘れてしまいますが、神韻の公演は違います。公演を見た後、心が落ち着き穏やかになり、正のエネルギーを感じ取り、この気持ちは持ち続けることでしょう」
「神韻の広告写真を見るだけで感動の涙が流れ、内心が穏やかになり、とても気持ちよく感じました。私は公演を見て舞台に上がりダンサーたちと踊りたくなりました。中国舞踊学院で勉強した舞踊はとても硬直化しており人間性を引き出していません。しかし、神韻の公演はどんな形容詞を使っても過大表現ではありません。私は心の底から理解し、感じ取れていますが、適切な表現が見つからず、とても素晴らしいの一言です!」
「ダンサーの一人ひとりが純真で、超高度な技を備えており、感服しています。特にプリンシパルダンサーの演技は、その精神状態が伝わり、真の天女のようでとても穏やかで、人々の心を掴んでいます。私は彼女について行きたくなりました。もちろんほかのダンサーも素晴らしいです」
「私は最も感銘が深かったのは、ダンサーの皆さんが非常に純潔で、人々の心を感動させていることです。ダンサーたちは心で踊っており、だからこそ観衆の心を掴むことができます。これに比べて国内のダンサーは商業性が高いのです。今にも目に浮かびますが、あの小坊主たちの演技は内心から表情を表しています」
彼女は神韻が中国国内での公演ができないことを深く遺憾の意を表した。同時に中国の芸術家たちにメッセージを送った。「この後、神韻は台湾に行かれると聞いています。中国の芸術界の人々は、ぜひとも台湾に行かれて公演を見てほしい、インスピレーションを感じ取れるでしょう」
油絵画家「天上の色彩」
中国の有名芸術大学卒業した朴さんは、神韻の韓国公演を鑑賞するために中国から来韓した。2月9日のクァチョン市での公演を観賞し、感無量の様子だった。
「とても感動しました! 私は芸術家ですので、神韻の芸術、色彩が最高レベルで、衣装の色使いも非常によく、人々の精神が浄化される感じがしました」
「この色使いは魂から発せられたもので、学んでできるものではありません。これらすべてが心の奥底から発せられた純潔なデザインであり、真の天上の色彩のようです」
彼女は『西遊記』の演目で「妖怪を退治する孫悟空」が大好きだとのこと。唐の時代の侍女の舞も印象深かったという。「バックスクリーンの色使いと、ダンサーの服の色がよくマッチしていて、舞台の色彩が一体となって融合していました」と話した。
「自国の文化を自国で鑑賞できず、ツアーで神韻を鑑賞する」
中国の山東省青島市から神韻の公演を鑑賞に来られた鄭さんは、涙を拭きながら取材を受けた。「私たちは一つの団体です。17人で観賞に来ました。公演は素晴らしいです! 中国でこのような公演を見ることができないのが残念です。私はとても感動しました、ほんとうに感動しました! 中国の5千年の伝統文化が再現され、世界で巡回公演され、私たちは誇りに思います」
「共産党は無神論を唱え、これらを信じません。しかし、神韻は舞踊という形式で神仏の存在を表現しています。非常に素晴らしい! 高度な技術を要するバックスクリーンと舞台の連動がよくできていて、まったく・・・このような公演が国内で見られないとは」と、鄭さんは残念がっていた。
「鑑賞した甲斐があった、救われたような感覚を覚えた」
中国の黒竜江省から鑑賞に来た李堂さん(匿名)は、友人十数人と一緒に来たという。彼は涙を流しながら劇場を出た。「中国のことわざに『男児は軽々しく涙を流すべからず』とありますが、私は神韻を見て抑えきれずに涙が出ました」と話す。「なぜだか分かりませんが、とにかく感動し、救われたような感覚を覚えました。一つ一つ演目のシーン、音楽は、天上のようでした。『法輪功』の真相も見ることができ、今回は来た甲斐がありました」と話した。
もう一人の李さんは、インターネットの封鎖を突破して神韻の広告を見て、そのときから韓国へ神韻を見に行くことを計画したという。「感動しました、とても感動しました!」と話す。彼の友人に法輪功修煉者がいて、法輪功が迫害を受けている演目に特に興味があったとのこと。「私の身近に大法弟子がいます。彼らが受ける迫害の演目は真実そのものです。残念なことに中国でこのような公演はできないのです」とコメントした彼は、繰り返して「以後『真・善・忍』をよく学びます」と話していた。
「神韻公演が一日も早く中国国内で公演できるよう希望する」
中国の青島市から鑑賞に来た観衆らは、「神韻の公演を、一日も早く本国で公演できるようにすべきです。これは私たちの文化であり、根源はそこにあるからです」と話した。
「神韻を鑑賞するために昨日の夜は一睡もしませんでした。空港までバスに4時間乗りました」と話す人や、「同じホテルに中国から複数の観光団体がいました。聞いてみると、皆が神韻の鑑賞に来ているとのことでした」と話す女性もいた。
「中国では神韻を鑑賞したい人が多く、私の地元にも多くいます。ただ共産党の調査が厳しく、彼らは出国出ません」と、別の女性が話した。ある男性は「文化大革命以後、中国の伝統文化が痕跡なくすべて破壊されました。その伝統文化が国外でこんなに歓迎され、とても誇りに思います。とても感動しました。韓国に来て空まで明るくなり、空気もさわやかに流れていると感じました」と話した。
また、ある女性は「神韻の演目は私たちの心を打ちました。特に、最後の演目『洪大な佛恩』にとても感銘を受けました。修煉者たちが煉功しているあの場面は見覚えがあり、とても感動しました。中共が法輪功に対する迫害は間違っていると私は認識していて、発生すべきではないと思います。私たちは涙ながらに見ていました」と感想を述べた。
以上のように、中共の監視が厳しい中でも、中国国民は命がけで海外まで行って神韻芸術団の公演を鑑賞している。伝統文化の復興は中国国民が待ち望んでいるだけでなく、世界の人々も待ち望んでいる。神韻芸術団は設立してわずか8年で、同じ規模の4つのグループができるまでに成長し、世界の人々に感動を与えている。