黒竜江省:女性教師が労働教養所で受けた迫害
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 【明慧日本2014年3月11日】黒竜江省牡丹江市の海林市の教師である法輪功修煉者・徐英さん(女性)は、法輪功を学んでいるとの理由で2012年8月に警官に連行された。10月に労働教養処分1年6カ月を科され、ハルビン市にある前進労働教養所に収容された。教養所で徐さんは鉄の椅子に座らされ、睡眠を剥奪されるなどの迫害を受けた。

 1999年7.20から中共(中国共産党)当局は法輪功への弾圧を開始したが、徐さんは中共当局のマスコミの法輪功に対する虚言を信じることなく、法輪功を学び始めたという。

 2012年8月14日朝8時過ぎ、海林市公安局の国保(国家安全保衛)大隊の警官数人は、突然徐さんの自宅に侵入し家宅捜索を行った。警官は徐さんの家にあったパソコンやプリンタ、携帯電話などの私物を没収し、家にいた徐さんを強制連行した。徐さんは留置場に拘禁され、法輪功の修煉を放棄する保証書を書かされ、ほかの修煉者の名前を言うよう強いられた。10月になって、徐さんは労働教養処分を下され、前進教養所に移送された。

 教養所で徐さんは「三書」を書くことを強いられたが拒否したため、「お前にスタンガンで電気ショックを加えてやる。お前と家族の面会は許さない」などと警官に脅迫された。

 徐さんは、自分は犯罪者ではないとして、教養所の受刑者に対するルールを覚えなかった。そのため警官はルールを覚えさせようとし、徐さんを監視し、平手打ちをして罵った。

 2013年3月26日、警官は受刑者に指示を出し法輪功修煉者たちに暴力をふるわせ、徐さんは新聞紙で頭を強く打たれた。

 同年5月下旬、徐さんは一大隊から二大隊に移され、顔を洗うこと、水を飲むこと、食事をすること、睡眠などを剥奪された。

 二大隊で徐さんは鉄の椅子に座らされて手錠で腕を固定させられる迫害を受けた。警官は全身が動けない徐さんに暴力をふるい、徐さんは強い力で髪の毛を引っ張られ、髪の毛がたくさん抜け落ちた。また、何度も平手打ちをされ顔が腫れ上がった。

酷刑演示:铁椅子
拷問の実演:鉄の椅子に座らされる

  2013年、中共当局は労働教養制度を廃止した。前進教養所は「薬物依存者更正施設」という名に変更したが、法輪功修煉者に対する迫害は続いているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/2/18/287828.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/2/28/145631.html)
 
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