遼寧省:法輪功修煉者の女性 2度不正裁判を受ける(写真)
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 【明慧日本2014年3月18日】遼寧省大連市の法輪功修煉者・張暁麗さん(37歳女性)は昨年12月31日、甘井子(かんせいし)裁判所に不正裁判を開廷されたが、今月13日、再び裁判が行われたという。

 1度目の裁判のとき、張さんは手錠をかけられたまま出廷させられたため、弁護士が「手錠を外すべきだ」と非難したが、裁判官は拒否した。

 今回の裁判で、起訴状に言及した4人の証人は誰も来ておらず、検察も変わっていた。法廷で、弁護士は「検察を変えたことで事前に弁護士に知らせがないこと」「証人が出廷していないこと」「張さんの『罪』に対して法律に基づく証拠がないこと」などを挙げ、「それらは違法行為だ」と指摘した。

 弁護士は、弁護の途中で検察に何度も中断させられた。

 張さんは瀋陽市蘇家屯(そかとん)の出身で、1990年代に遼寧省師範大学に進学した。在学中、張さんは法輪功を学び始めた。しかし、1999年7.20から、中共(中国共産党)当局は法輪功に対する弾圧を開始した。そのため、大学生だった張さんは法輪功を学んでいるとの理由で15日間勾留されたことがあり、法輪功の修煉を放棄する旨の書類・保証書を書くよう強要された。張さんは保証書を書くことを拒否したため、労働教養1年を科された。

 その後、刑期満了日を迎えた張さんは、労働教養所から出て大学に戻り、勉強し続けた。しかし、張さんは卒業3カ月前に、再度、警官に連行され、労働教養3年を宣告された。馬三家労働教養所に拘禁された張さんは拷問を受けた。張さんは体を丸めるようにして縛られたり、鉄の籠に入れられたりして、6カ月間シャワーを浴びることを許されなかった。

酷刑演示:“球”型捆绑

拷問の実演:体を丸めて縛られる

 3年後、張さんは労働教養所から出られたが、大学側に勝手に退学させられた。張さんは卒業証書ももらえず、戸籍もなくなったため、出身地の蘇家屯と学校所在地・大連市に戸籍と身分証明書の作成を申請したが、法輪功を学んでいるとの理由で断られたという。

 身分証明書がないため仕事も探せず、張さんは実家に帰るしかなかった。しかし、警官は実家にいる張さんを夜中に連行しようとした。連行を免れるため、張さんは実家を離れて放浪生活を余儀なくされた。

 それから、張さんは熟知している大連市へ行き、友人の紹介で、安定した仕事を見つけた。

 しかし、昨年4月12日、大連市国保(国家安全保衛)大隊 と辛寨子派出所の警官らは突然、張さんの借家へ行き、張さんを不当に連行した。警官は張さんの髪の毛を引っ張って、引きずりながらパトカーに押し込み、張さんの2万元の現金と私物などを没収した。

 張さんが連行されたことを知った母親は、脳血栓で入院中だったが、急きょ退院し、大連市に駆けつけて娘の解放を求めた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/3/15/288769.html)
 
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