四川省の大学助教授 不当な裁判にかけられる
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 【明慧日本2014年3月19日】四川省の西南石油大学の助教授・李延鈞さんは昨年6月26日、瀘州市で警官により不当に連行され、瀘州留置場に拘禁された。1カ月後、瀘州国保(国家安全保衛)大隊が「李延鈞は釈放された」との知らせを家族に伝えたが、瀘州国保は李さんを新津洗脳班に連行した。李さんは現在、瀘州留置場に拘禁され、今月に裁判を受けることになっている。情報によると、家族は弁護士を依頼したという。

 李さんは国家級教材『油蔵地質学』の編集者であり、2011年度に優秀授業賞を2回受賞し、省部級の科学研究プロジェクト一つを主宰して成功し、国家部級の科学研究プロジェクトを二つ成功、また、一つのプロジェクトは研究中である。李さんは学生にも尊敬され、長年多くの人材を育成した。 

 2013年6月26日、李さんは自家用車を運転して瀘州へ出張した際、当日の夜、瀘州江陽公安支局の警官に連行された。警官は車の中に1箱の墨汁と『轉法輪』一冊、法輪功の情報が入ったメモリースティックがあるとの理由で、李さんを瀘州留置場に拘禁した。 

 7月25日午後、江陽公安支局の杜という警官は李さんの妻に電話をかけ、「李延鈞は『監視居住』として、江陽公安支局と新都国保大隊の警官らが、手続きを済ませてから連れて帰った」と言った。李さんの車は江陽公安支局に差し押さえられた。実際には、南西石油大学保衛処の江涛と新都国保大隊の譚毅らは、李さんを悪名高い新津洗脳班(「成都市法制教育センター」の看板が掛けられている)に連行して迫害していた。 

 李さんの妻は夫の帰りを待っていた。『監視居住』は帰宅する意味だと誰もが知っているからだ。しかし26日の昼ごろまで、李さんは家に帰って来なかった。午後、李さんの妻は法律顧問の同行で新都国保大隊を訪ね、ちょうど手続きを担当した警官が応対に出た。譚は李さんを連れて帰ったことを否認し、李さんに関する情報を教えてくれなかった。 

 7月27日、李さんの家族は洗脳班に行き、李さんとの面会を申し込んだところ、30歳すぎの男が鉄の門の穴から顔を出して、「李さんはここにいない、私は調べたがここにはいない。私達は正式な政府部門で、あなた達を騙すようなことはしない。騙す理由もないでしょう。国保大隊に聞きなさい」と言った。 

 家族はその男に名前を聞いたが、男は教えなかった。家族は新津洗脳班の塀に沿って歩きながら大声で李さんを呼ぶと、2階の部屋から李さんの声が聞こえた。家族は外で李さんと話をして、60代の2人の監視役が24時間李さんを監視していることを知った。 

 その後、家族は表門に戻って、男に先ほどの言葉についての説明を求めたが、男は顔を出さなくなった。

 2013年8月末、李さんは瀘州留置場に戻された。残酷な迫害によって李さんはリューマチ性心臓病を患った。研究中の数十万元のプロジェクトは台無しになっている。 

 李さんと同時に裁判を受ける法輪功修煉者・楊太英さんも、昨年6月26日に江陽区国保大隊の警官に連行され、家財を没収された。翌日、楊さんの姉が留置場から着替えの用意の電話を受け、次に、江陽区国安からの電話で、楊さんは1カ月間刑事拘束されることを告げられた。 

 楊さんの話によると、以前の楊さんは腎臓病・慢性腸炎・高コレステロールなどの病気を患い、年中薬を投与しても変わりはなかった。1997年に法輪功を学んだ後、全身の疾病は著しく良好に向かった。楊さんは「真善忍」の基準に基づき、至る所でよい人になるように自分を要求し、勤務先や社会において実践した。納シ区政府・610弁公室は、農機局に法輪功修煉者がいると聞いて、納シ農機局の文明部門の栄誉を取り消し、先進部門の評定する資格を剥奪し、年度審査の時に点数を引き、部門指導者の成績が良くても個人優秀者のリストには挙げなかった。 

 道徳は人類の生存の基盤である。法輪功は「真・善・忍」に基づき、人を道徳の向上、善の方向へ導く。中国共産党は法輪功を迫害し、楊さんのような無数の幸せな家族を破壊したのだ。 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/3/3/288308.html)
 
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