【明慧日本2014年3月24日】甘粛省環県の法輪功修煉者・繆(りゅう)会侠さんと夫の寇平さんは法輪功を学んでいるとの理由で、1999年7.20から15年間、労働教養所や刑務所で繰り返し拘禁され、迫害を受けた。先月25日、繆さんは再び連行されて開廷されたが、法廷で、弁護士が繆さんの無罪を弁護した。夫の寇さんは、刑務所に拘禁されている。
寇さんは環県にある移動会社のエンジニアだった。繆さん夫婦は共に法輪功を学んでいるが、共に当局から迫害を加えられた。
2004年17日夜、県公安局局長は十数人の警官を連れ、繆さんの自宅に不法侵入した。警官は繆さんの家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍、パソコン、プリンタ、スキャナーなどの私財を没収し、繆さん夫婦を連行した。警官の暴力行為を目の当たりにし、繆さんの義母(70代)は驚いてひどくショックを受け、倒れてしまい、数日後に死亡した。当時、 繆さんの息子は6歳だったが、両親がいなくなって孤児のようだった。
その後、繆さんは労働教養処分1年3カ月を下され、教養所に収容されたが、寇さんは県裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡され、刑務所に収容された。
2011年8月25日午後2時ごろ、県国保(国家安全保衛)大隊の警官数人は、繆さんの職場に乱入し、繆さんから繆さんの自宅の鍵を没収し、仕事中の繆さんを連行した。その後、警官は繆さんから没収した鍵を持って、繆さんの自宅へ行き、家宅捜索をして、繆さんの14歳の息子に対して脅迫した。警官は繆さんの自宅にあるパソコン2台を没収した。
警官は寇さんも連行しようとしたが、寇さんは家を離れたため、連行を免れた。しかし、その2カ月後の11月15日、寇さんは天水市甘谷県で警官に連行された。
寇さんはその後、慶陽市の慶城留置場に拘禁され、2012年6月、県裁判所に懲役3年、執行猶予5年の判決を下された。寇さんは連行された後、県裁判所に懲役4年の実刑判決を宣告された。
昨年9月22日昼、寇さんは葦家湾郷で法輪功が迫害されている内容のチラシを人々に配っていた時、警官に連行され、10月25日、県検察院に逮捕状を出された。先月25日、慶陽市の慶城裁判所は繆さんに対して不当に裁判を行った。
現在、繆さんは慶城留置場に拘禁されており、寇さんは省天水刑務所に拘禁されている。高校生の息子は親戚のところに身を寄せるしかなかった。