甘粛省の法輪功修煉者 奴隷的労働で酷使される(写真)
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 【明慧日本2014年3月26日】甘粛省蘭州市の城関(じょうかん)区裁判所は昨年9月23日、裁判を経ずに、法輪功修煉者・陳潔さんに懲役5年、王有江さんに6年、葛青春さんに4年、蘆月玲さんに3年の不当判決を宣告した。

 陳さん、王さん、蘆さんは上訴したが却下された。

 蘭州市城関区国保(国家安全保衛)大隊の陳志凱らは2012年6月28日、甘粛省会寧(かいねい)県四方郷の陳潔さん(44)の自宅のドアを壊して不法侵入し、その場にいた法輪功修煉者・陳潔さん、王有江さん、陳淑賢さんを連行した。同時に、パソコンや携帯電話、私財などを没収した。

拷問の実演:トラの椅子

 陳潔さん、陳淑賢さん、王有江さんは蘭州市城関区国保大隊に連行され、自白を強要された。陳さんは警官にトラの椅子に座らされ、手錠で椅子につながられた。警官らは交代で、昼夜を問わず2日間、陳さんに自白を強要した。その後、陳潔さん、陳淑賢さんは蘭州市第一留置場に、王有江さんは蘭州市第二留置場に拘禁された。

 陳潔さんは蘭州市第一留置場に拘禁され、カツラ造りの仕事を強制された。朝6時から夜8、9時まで、1人分の完成が任務で、毎日座らせられたまま働かされたため頚椎、背中、目などが痛み、時には胆嚢炎、酷い貧血などの症状が現われた。昨年10月、陳さんは迫害に抗議したため、看守はほかの若い女性を殴って、陳さんを恐れさせた。

 情報筋によると、陳潔さんは迫害により胆嚢痛、両足の関節痛、腰痛などで痩せこけているという。それでも1号部屋の責任者は3号部屋の麻薬常習犯に指示し、長期にわたって陳潔さんを監視させ、侮辱させた。

 陳淑賢さんは証拠不足のため8月24日に解放された。借家に戻ると、大家さんが「あなたたちが連行されてから国保大隊の警官らが3回も家宅捜索に来たよ」と話してくれたという。

 2012年7月20日、城関区検察庁は陳潔さんたちを逮捕した。

 同年11月24日、蘭州市城関区裁判所は陳さんの弁護士と家族にも知らせず、秘密裏に陳さんたちを尋問した。裁判官はでたらめな理由で弁護士の弁護を阻止した。

 昨年6月7日、城関区裁判所の役員らと国保大隊の役員らは、没収リストを持って留置場に拘禁されている陳さんと面会し、署名をさせた。中共(中国共産党)当局の警官らは陳さんの財物、現金及び日用品も証拠として没収した。

 昨年9月23日、陳潔さんは懲役5年の不当判決を宣告された。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/3/18/288856.html)
 
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