文/玉蓮
【明慧日本2014年4月6日】私は辺鄙な農村に住む老婦です。3歳の時に両親を失い、養母の家で生活しました。幼少の頃から仕事を始め、養母によく叱られて殴られました。10歳を過ぎて私は村の農作業チームに入り、一日中農作業をして大変疲れました。養母はお昼の2時間の休みの間も私に仕事をさせ、私を苦しめました。
16歳の時、養母は私に結婚の相手を紹介しました。相手はとても貧しく私は同意しませんでしたが、しかたなく結婚しました。夫は仕事をせず、よく私に暴力を振るいました。ある日、私は彼にナイフで手を切られ、大けがをしました。
義理の両親も私を苦しめましたので、私はどうしようもなく、1歳にならない息子を抱いて自分の親戚のところに行き、「私はこのような生活をしたくありません。死にたいです」と訴えました。親戚は、「死んではいけません。将来世界の終末が到来した時、火をつけても火は燃えず、燃えるのは佛に供える線香だけです。その時、鬼や魔などが皆外に出て恐ろしいですよ。救ってくださる方は李という姓の方です」と言いました。33年前のこの話は、当時の私にその意味は分かりませんでした。
しかたなく、私は家に帰りました。しかし、家では相変わらず主人に暴力を振るわれ、家の箒がよく壊れました。ある日、私が農作業をしているとき、主人に怒られ、彼に暴力を振るわれないように沈黙していました。2日後、私が彼に食事を持って行った時、彼は遅れたことに激怒し、砂糖大根の竿で私の背中を殴りました。私は逃げ出しましたが、彼は追いかけてきて何回も私を殴りました。砂糖大根を輸送する運転手さんが来て、主人の腰を後ろから掴んでくれましたが、主人は運転手さんにも暴力を振るいました。
家に着いた私は全身がアザだらけになり、涙が流れました。あまりに苦しい生活に自殺しようと思い、農薬を探しましたが見当たりませんでした。「車に轢かれて死のう」と考えて家を出て車に近づくと、突然2人の人が私の前に現れ、近所の犬も私に向かって大きく吠えました。主人は犬の吠える声を聞き追いかけて来て、私を掴みながら「何をしているんだ!」と叫びました。私は泣きながら、「死にたい。生きていけません。あなたは何も悪いことをしていない私にこんなに暴力を振るいます」と言いました。その時、主人は落着いて、私の肩を抱いて泣きました。
私が幼いころに両親は亡くなり、家族の温かさ、母親の愛を経験したことがなく、結婚しても相手の両親からのいじめと主人の暴力を受けているのです。私は何度も死を考えました。首を吊って自殺しようとしましたが、ナイロンの縄が突然切れ、農薬で自殺しようとしましたが農薬が見当たらず、車の下に入ろうとしましたが人に止められ、犬さえも大きく吠えて阻止してくれ、まるで神が私を保護しているようでした。
1998年にある人の紹介で、私は幸いにも法輪功に出会い『轉法輪』をいただきました。師父の写真を拝見すると、とても親しく感じ、どこかでお目にかかったことがあるようで涙が流れ、迷った子が母親の胸に帰ってきたような温かさと幸せを生まれて始めて感じました。
その日、師父の説法ビデオを拝見し、師父が法輪を続々とくださることを話されている時、私は下腹部で法輪が回っていると感じました。私はうれしくてこのことを主人に話しました。彼は最初信じることが出来ませんでしたが、しばらくして突然、「あれ? どうしてぼくの下腹部もふくれているの?」と言いました。私は「師父があなたに法輪をくださいました。早く私と一緒に学びましょう」と言いました。それで主人も大法の修煉を始めました。
私は毎日、煉功場で学法と煉功をし、一度も中断したことはありませんでした。1年が過ぎ、1999年7月になり、江沢民をはじめ中共(中国共産党)は、法輪功に対して天地を覆い隠すような迫害を始め、悪辣な誹謗、デマなどで、各媒体を通して、あらゆるやり方ですべての中国人を騙し、毒害しました。人々は恐怖を感じ、都会から田舎まで大変混乱し、大法弟子を全面的に迫害しましたので、村の同修たちの大部分はみな修煉をやめました。私は「こんなにすばらしい法は、やめてはいけない」と考え修煉をし続けることにしました。
2000年の年末、私は家で『洪吟』を拝読し、「其の心志を苦しめる」を読んで突然思いました。師父は私たちを救うために邪悪に悪辣に攻撃されました。私は師父の弟子で、法輪大法の恩恵を受けた者です。師父を汚す邪悪を許せず、北京に行き師父の潔白を返してもらうことに決めました。その日の夜、私は夢の中できらきらと光る金色の大法の船が天井から下りて来たのが見えました。師父が弟子を励ましてくださっていることが分かりました。翌日、私は「法輪大法は素晴らしい」という横断幕を持ち、1人で北京へ行きました。
学法し、法を信じる
北京から帰ってきて、私は不当に労働教養所に収容され、1年後に家に帰りましたが、以前のような学法グループと煉功場がなくなり、同修との切磋もできず、主人と私は知っている文字も少なかったのです。このような状況でも私は毎日学法し、分からない文字を手のひらに書いて、下校した学生に聞き教えてもらいました。絶えず法を学ぶ中で、師父は私に悟らせてくださり、私も師父の法をしっかり覚え、自分の修煉の中で貫きました。下記は、正念を発して病気を取り除いた数例です。
ある日、私は突然頭が痛くなった時、師父の教えを思い出しました。「最も一般的な例から説明しましょう。例えばどこかに腫瘍ができたとか、どこかに炎症が起きたとか、どこかに骨増殖症が起きたなどは、他の空間では、まさにその箇所に一つの霊体が居座っており、かなり深い空間に一つの霊体がいるのです」[1] 私は手を胸の前に立て、「かなり深いところの他の空間の霊体を取り除く」と正念を発しました。しばらくすると、下腹部から平べったい丸々とした黒い毛のようなものが飛び出し、私の頭はすぐにすっきりしました。
またある日、再び具合が悪くなった時、私は「かなり深いところの他の空間の霊体を完全に取り除く」と正念を発すると、突然左腰から一匹の頭のない黒い四つ足の子犬のようなものが逃げました。それから、私の全身は軽くなりました。
またある日、自分の心性を守れず主人と喧嘩した後、胸が痛くなりだんだんひどくなりました。私は歩いている時、突然思い出しました。佛法は万能で、何かの功能が必要であれば、師父はその功能をくださいます。そのとき、師父の法が私の頭の中に浮かました。「例えば心臓に病気があって、こちらの手が心臓の部位に向かって抓もうとすれば、他の空間のその手はもう入っているのです。その手があっという間に、速やかに抓みとると、こちらの手も抓みにいって、両方の手が一つに合わされば、手に抓みとってしまいます」[1] 私も手で胸部を2回つかんでそれを捨てると、痛みがすぐに消えました。
この体験から分かるように、どこかに痛みがありどこか具合が悪いとき、病だと考えないでください。師父のおっしゃったように修煉者には病がないのです。このようなことに遭ったときは、師父の法と師父が私たちにくださった神通を用い、正念で取り除くのです。
(続く)
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』