江蘇省の刑務所で迫害された女性 自立生活が困難
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 【明慧日本2014年4月17日】江蘇省ヒ州市の法輪功修煉者・趙栄彩さんは2011年、南京市女子刑務所に拘禁された。その後、趙さんは刑務所で迫害され何度も危篤に陥った。現在、趙さんは痩せこけ、完全に自立生活ができなくなり、毎日、鼻からチューブで灌食されている。

 2010年3月31日、趙さんは市場で買い物していた時、警官に連行され、市内の張楼留置場に拘禁された。当時、趙さんの家には4人の未成年の子供がいて、末子はまだ6歳だった。そのため、趙さんは子供たちの世話をする人がいないという理由で解放を強く求めたが、許可されなかった。趙さんは断食して抗議したが、野蛮な灌食を受け、命を失う危険に晒された。そこで、警察は「保証人を立てて裁判を待つ」の処置を取り、趙さんは帰宅できたが、警察はそれらに関する法的文書やその手続きなども提示しなかった。

 2011年2月17日、土山鎮派出所の警官とヒ州市裁判所の担当者3人が突然、趙さんの自宅に不法に侵入し、趙さん本人や家族に何の法的文書も提示せず、趙さんを連行して直接、南京女子刑務所に送った。裁判所の担当者は「趙栄彩にすでに4年6カ月の実刑判決を下した」と言ったが、いつ、どこで、裁判を行ったのか、一切知らせなかった。子供たちは再度、保護者がいない状況に陥った。

 刑務所では趙さんを「転向」させるため、「転向」を担当する専任者として、わざわざ洪沢湖刑務所から女性警官・曹新紅を呼び寄せた。曹は単独で系統的に一連の拷問を加え、「転向」させようとしたが、全て失敗に終わった。

 また、刑務所側は趙さんの親戚を呼んできて、「転向」させようとしたが、それも失敗した。それ以後、刑務所側は家族と趙さんの面会を許さず、趙さんの状況を聞くことも許さなかった。

 趙さんは1998年に法輪功を学び始めた。しかし、中共(中国共産党)政府は1999年7.20から法輪功への迫害を開始し、趙さんと夫・張偉さんは法輪功を学んでいるとの理由で、当局に何度も迫害された。張さんは2008年、懲役4年の実刑判決を言い渡され、洪沢湖刑務所に拘禁された。趙さんは2005年に連行され、翌年に労働教養3年の処分で、江句容女子労働教養所に拘禁され、2008年の夏に解放された。

 2010年、趙さんが再度連行された後、家族数人(修煉者)も家を離れ、放浪生活を余儀なくされた。趙さんが連行された当時6歳だった末子は、地方政府や派出所の警官の理不尽な口実で、戸籍を得ることができなかった。そのため、末子はいまだに学校へ行くことができず、病弱の曾祖母と苦しい日々を過ごしているという。

 趙さんは刑務所で断食して迫害に抗議し、繰り返し行われる灌食に苦しめられ、現在、重体に陥っている。緊急に趙さんの状況に関心を持つよう、人々に呼びかける。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/4/4/289550.html)
 
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