広東省:法輪功修煉者2人 洗脳班に不当拘禁
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 【明慧日本2014年4月18日】広東省珠海市の法輪功修煉者・劉愛華さんは1年4カ月間不当に拘禁されていた。劉さんは10日、市内の香洲区裁判所で懲役4年の不当判決を宣告された。一方、法輪功修煉者・陳小軍さんは刑事処分を免れたが、同市610弁公室により広東省洗脳班に送り込まれた。

 10日午後、裁判所側は陳さんの家族に「留置場まで陳さんを迎えに来るように」と知らせた。しかし、同市政法委員会(610弁公室を直轄する組織)副主任および香洲区職員は、鎮の政法委員会、居民委員会と結託し、留置場に不当拘禁されている陳さんを連行し、広東省洗脳班に送り込んだ。

 陳さんの弁護士は関係者に「陳さんの無罪を裁判所側が判定したので、解放されるべきだ。それを無視し、陳さんを洗脳班に送るのは犯罪だ」と言った。政法委員会の関係者は「それ以上言うと、陳さんを拷問するぞ」と脅迫した。一方、家族は当日、留置場で陳さんを迎えに行ったが、会うことはできなかった。

 劉さんと陳さんは2012年11月に警官に連行され、第一留置場に16カ月間、拘禁されていた。その間、奴隷のような労働を強いられ、毎日朝7時~午後3時まで働かされた。

 珠海市香洲区裁判所は昨年6月25日、劉さん、陳さんに対する不正裁判を開廷したが、2人の弁護士の厳格な無罪弁護に圧倒され、有罪判決を宣告できなかった。法律上では有罪判決を下せなければ、ただちに解放されるべきだが、2人は何の理由もないまま、引き続き拘禁されていた。家族は何度も関係者に無罪解放を要求したが「管理対象外」との理由で拒否された。

 今回で劉さんは8回目の迫害となる。留置場で長時間、苦役を強いられたため、でん部が腫れて腐り、血圧が190まで上がって重体に陥った。家族は 「重病のための服役中の一時出所」を要求したが、「解放する権利がない」「上司に申請しなければならない」などの理由で拒否された。その後、関係者は家族からの電話を取らなくなった。

 劉さんは不当連行・拘禁、労働教養処分、洗脳迫害を受け、夫は迫害されて死亡したという。

 陳さんは珠海格力グループの職員。陳さんは2000年、地元の警官に不当に連行され、7年間拘禁されていた。2012年11月に再び連行され、現在、家には妻と2歳の子供が残されている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/4/13/289956.html)
 
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