黒竜江省:11年間拘禁された修煉者 再び不当判決
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 【明慧日本2014年4月19日】黒竜江省鶏西市の法輪功修煉者・王蘭生さん(45)は、法輪功が迫害されて15年間で、懲役8年の実刑判決と2回の労働教養処分を受け、計11年間にわたって刑務所と労働教養所に拘禁された。しかし、昨年7月11日、王さんは再び連行され、裁判所に懲役4年の実刑判決を宣告された。現在、王さんは控訴中である。

 昨年7月11日零時過ぎ、王さんは先日に警官に連行された法輪功修煉者・張海濤さんの家に泊まった際、鶏西市公安局国保(国家安全保衛)大隊、城子河公安分局の警官に連行された。11月5日、城子河区裁判所は4人の修煉者に対して不正裁判を開廷し、4人に実刑判決を言い渡し、王さんは懲役4年の判決を下された。

 その後、家族は弁護士を依頼し、控訴した。弁護士は案件を読み上げ、「偽の証拠、自白強要の拷問、同じ警官が数分間に三つの現場にいたとする記録」などの事実が発覚したと述べた。そして、今年1月21日、弁護士は高等裁判所に新たな裁判を求めた。しかし、担当の裁判長は書面書類による審理だけを行うと回答した。それに対して、弁護士と家族は公開開廷を強く求めた結果、書面書類の審理を見送ることになった。

 王さんはかつて多種の病気を患い、特に重い胃潰瘍症を発症したときは、痛みで転がり返り、耐えられなかった。しかし、1999年の年始、王さんは法輪功を学び始め、『轉法輪』を読んだ。それから、王さんは良い人になる生き方が分かり、いつも「真、善、忍」をもって自分を律し、人のことを優先するようになった。法輪功の修煉によって、王さんは病気が全治し、修煉してから1錠の薬も服用する必要がなくなった。

 しかし、思いもよらず、中共(中国共産党)政府は1999年7.20に法輪功への弾圧を開始した。王さんは自らの体験で法輪功の真実を政府に伝えるため、北京に行こうとしたが、行く途中で警官に連行され、地元に送還された。

 2000年12月末、王さんは再び北京に行った。王さんは天安門広場で警官に連行され、昌平留置場に拘禁された。1週間後、王さんは鶏西市の北京駐在事務所に移送され、駐在事務所の地下室に十数日間、監禁された後、地元に送還され鶏西市第二留置場に入れられた。留置場で王さんは断食して迫害に抗議し、意識がもうろうとし、1カ月後に解放された。

 しかし、解放された翌日、王さんは地元派出所の警官に家から連れ出され、「法輪功の修煉をやめる」という保証書を書くことを強いられた。その後も、警官は王さんの家に行き、騒ぎ立て続けた末、王さんは家を離れ、放浪生活を余儀なくされた。

 2001年2月、王さんは鶏冠区向陽派出所の警官に連行され、氷水を浴びせられ、ビニール袋で頭を被せられるなどの迫害を受けた。その後、鶏西市労働教養所に送り込まれた王さんは1年間拘禁された。

 教養所で王さんは法輪功の功法を練習したため、殴打されたが、断食して抗議した。その後、王さんは濃塩水を灌食され、危篤に陥り、「一時出所」の措置を受けて帰宅した。しかし、地元派出所の警官に自宅まで来て、嫌がらせされ続けたため、家を離れ、再び放浪生活となった。

 2002年2月、王さんは再び連行され、留置場に拘禁された。留置場で迫害に抗議して王さんは断食したが、警官に口を開けられ、大量の食塩を口に入れられた。その後、王さんは2年の労働教養処分を下され、牡丹江労働教養所に拘禁された。

 教養所で王さんは奴隷のような労働を毎日10数時間強いられ、ノルマに達しないと暴力を振るわれた。

 刑期満了となり、王さんは家に帰って数日後、警官により再び留置場に連行された。留置場で王さんは毎日、砂が入った食べ物を食べさせられ、1日に2食で10元の食費を支払わされた。

 2005年3月、城子河区公安分局の警官は王さんを連行し、鶏冠区公安分局国保大隊に送り、王さんに「トラの椅子に座らせる、からしを口に押し込む、トイレに行かせない」などの迫害を4日間加えた。3月16日、王さんは第一留置場に移送された。

拷問の実演:トラの椅子に座らされる

  同年の7月6日、鶏冠区裁判所は王さんに対して不正裁判を開廷した。法廷で王さんの弁護士は裁判官に「王蘭生さんがどの法律の実施を破壊したのか、教えてください。それに被害者はいますか」と質問したが、裁判官は答えられなかった。しかし、裁判の結果、王さんは懲役8年の実刑判決を言い渡され、7月22日に牡丹江市刑務所に拘禁された。

 刑務所の部屋はシラミだらけで劣悪な環境だった。王さんは毎日、10時間以上の奴隷労働を強いられ、シャワーを浴びることも許されなかった。そのため、王さんは倒れてしまい、病院で血液検査を受けたとき、血はピンク色だった。王さんは2週間入院した。

 2005年8月7日、王さんはジャムス刑務所に移送された。刑務所で王さんは殴打され、吊るし上げられ、濃塩水を灌食され、スタンガンで頭部に電気ショックを加えられ、独房に監禁されるなどの拷問を受けた。

 王さんは昨年3月15日、満期になって解放されたが、その数カ月後、再び懲役4年の実刑判決を下されたという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/4/4/289548.html)
 
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