【明慧日本2014年4月20日】黒竜江省通河県の法輪功修煉者・宋占林さん(44歳男性)は6年前に連行され、その後、懲役11年の不当判決を下された。6年間、宋占林さんはさまざまな迫害を受け、数日前には刑務所の警官に指示された受刑者に殴られ、頭蓋骨にひびが入ったという。現在、宋さんは大慶刑務所に拘禁されている。
宋さんは、1998年に法輪功の修煉を始めた。2007年7月18日夜11時頃、通河県国保大隊の警官ら数人が、法輪功修煉者・馬季英さんの自宅に不法侵入し、家宅捜索を行った。近隣に住んでいる宋さんは「警察に捕まり、家財を没収された」という馬さんの叫び声を聞いてその場を離れた。警官は大量の『中国共産党についての九つの論評』、法輪功のDVD1万枚、法輪功の資料4箱、プリンタ1台、パソコン1台、通帳、現金、携帯電話、キャッシュカード、自宅の登記済権利証、土地売買契約書、書籍40数冊、コピー用紙4箱などを没収した。
2008年3月28日、宋さんは他の法輪功修煉者の自宅を訪問中にハルビン市花園派出所の警官に連行され、市内の南崗留置場に拘禁された。その後、通河裁判所で懲役11年の不当判決を言い渡された。警官は拘禁中の受刑者に指示し、宋さんの頭を壁にぶつけさせたため、宋さんの頭蓋骨にひびが入った。
残虐な拷問
2008年3月31日に宋占林さんは通河県留置場に移送された。通河県国保大隊の警官と通河県検察院の検察官は、何度も宋さんを尋問し、他の法輪功修煉者の情報を言うように強要した。宋さんが堅く口を閉ざしたため、警官と検察官は通河県裁判所と共謀し、宋さんは懲役11年の不当判決を宣告され、2008年9月5日にハルビン市呼蘭刑務所から移送され大慶刑務所に拘禁された。
宋さんは大慶刑務所七監区で受刑者らに殴打され、食事も与えられず、警官に顔を叩かれ、棒で殴られるなど迫害を受けた。現在、宋さんは大慶刑務所五監区で不当に拘禁されている。