上海市:60代の女性法輪功修煉者が不当拘禁
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 【明慧日本2014年4月22日】上海市虹口区の法輪功修煉者・王全娣さん(60代女性)は、先月19日に地元の提籃橋派出所の所長に真相を伝えた時、拘禁された。現在、行方不明となっている。

 この2カ月間、上海ではすでに数十人の法輪功修煉者が拘禁された。当局によると、これらの行動は数カ月にわたる尾行の「成果」だという。先月26日、上海市浦東地区の30人以上の警官および消防員は9人の修煉者を強制連行した。また、2月に閔行で神韻公演のDVDを鑑賞していた十数人の修煉者も連行された。数日後、同区の9人の修煉者は集団学法の時に連行された。

 王さんは今年2月ごろに尾行・監視されていることに気づき、居民委員会、警官にその経緯を問い詰めたが、否定された。派出所の一部の警官は法輪功を誹謗中傷し、さらに尾行・監視行動は王さんの私生活に妨害していないと理屈をこねた。

 3月29日は提籃橋派出所所長の接待日(一般人と面談できる日)である。王さんは尾行・監視されたことや、当所の警官が法輪功を誹謗中傷したことがあったため、当日、関連資料を持って所長に真相を伝えに行った。しかし、当派出所に連行された。

 王さんは2000年の初めから何度も迫害された。地元の中共関係者に取り締まりの重点対象と見なされ、労働教養処分に処せられた。2002年12月26日、王さんは再び連行され、家財を没収された。同年の旧正月前に解放されたが、2003年2月11日に連行され、地元の「法制学習班」(実質は洗脳班)に送られた。2007年11月22日、王さんは再度連行された。王さんは断食で迫害に抗議したが、懲役3年の判決を言い渡された。

 その後、王さんは上海市女子刑務所に拘禁された。その間、長年にわたって禁足され、タオルで口を封じられ、24時間「束縛ベルト」(両手をそれぞれ前と後に、また全身を固定するベルト)に縛られていた。血行不良となるため、手の筋肉が萎え、知覚を失う恐れがあるという。また、家族との面会も禁じられた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/4/15/290073.html)
 
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