退役武装警察 法制訓練センターの真の姿を暴く
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酷刑演示:鐵椅子

拷問の実演:鉄の椅子に縛られる

 初めの時、私達はびっくりして怯えて、静かになりました。このような場面を初めて経験し、崔さんの信念は確かに力があると感じました。彼は全く恐れず恨みもなく、正気に満ちて、その中に良知への呼びかけもあります。警官は叫び声を聞いて急いで窓を閉めたりして、まるで泥棒のようでした。ある警官はひっきりなしに崔さんにビンタをしました。毎日3~4回灌食を行い、毎回協力せず、縛り・灌食・叫びの繰り返しでした。数日後、医者は頭を横に振り、管に血が付いてもう挿し込むことができないと言いました。これは拷問ではありませんか? 私なら我慢できないはずです。真善忍を信仰するこれらの人達はとても普通の忍耐力ではないと心の中で敬服しました。

 灌食以外に、2、3日ごとに点滴しました。やはり崔さんを縛らなければなりませんが、彼は協力してくれません。当時、私は「この人たち、どうして自分で食事をしないのか。これぐらいの人力と物資を使っているのに、お金も浪費して、何のためだ」と思ったことがありますが、今は理解できます。人はご飯があるだけで十分とは言えず、人間は生きるのに精神と道徳も欠かせないものであり、それこそ生命の意味があります。私達のような人間は山村から出てきて大都市を見ると目がくらみ、食べ物や遊び物に満足さえすれば十分幸せだと勘違いし、本当の幸せを理解できていないだけで、信念のある人が最も幸せだと思います。

 「食べ物」と言えば、法制訓練センターの警官達の食事はとても豪華で、種類も多く、飲み物も何でも揃っています。時には修煉者を転向させるため監室の中で飲食し、多くの食物を持って来て、私達は大変羨ましく思いました。時に警官らは上司に電話をする際、上司はよくあちこちで観光している最中で、その時も羨ましく思いました。法輪功修煉者を迫害する人の待遇はとても良く、1人を転向させると多額の賞金があります。後で知ったのですが、中国共産党が法輪功を迫害するのに国の4分の1以上の財力を使ったそうです。私はその金額に止まらないと感じ、本当に流れる水のように金を使っています! 国民のお金を贅沢に使い、しかも善良な人を迫害することに使っており、本当に罪悪なことです。

 三、滅多打ち、睡眠はく奪

 崔さんを転向させる4人の警官の名前はそれぞれ、魏、団河労働教養所の警官、40歳前後、臨時に転職して来たようで、崔さんを知っているようでした。楊、40歳前後、国保大隊に所属し、元中学校教師。張、40歳過ぎ、天堂河労働教養所の警官。そのほかに若い李、卒業したばかりの大学生で、警官学校の卒業生ではなく、警官の悪らつな癖はまだ身に付いていませんでした。

 警官は毎日順番に崔さんと「話し」、何の進展もないようでした。ある日、警官は手紙を持って来て、恐らく家族あるいは勤務先から圧力をかける手紙でしたが、それも効果はなさそうでした。これらの警官は焦り、特に、楊が前後の見境もなく怒って、崔さんに対してビンタをしました。崔さんは大声で「警官が人を殴っています!」「警官が人を殴っています!」と叫びました。楊は理性を失ったようで、崔さんの叫び声を聞いて、多少びくびくしていました。

 しばらくすると、警官は崔さんに睡眠を取らせず、夜も非常に明るいライトをつけて、昼と夜の区別ができなくしました。警官は交替で崔さんの向かい側の椅子に座り、崔さんが目を閉じるとすぐ突いて、数日間続けました。私はその時に考えました。「彼はすでに断食していて、さらに寝させず、これは人体の極限に挑戦するのではないですか? 警官はこの権利があるのでしょうか? 名目上では生活を監視し、人を殴るべきではなく、更に睡眠させないわけにはいかず、これが「法制訓練センター」と言えるでしょうか? 私は最初「北京市法制訓練センター」の看板を見て、とても神聖で文明的な場所、大きな学校だと思っていました。講座・学習・交流・座談があり、また役に立つ知識を学びたかったのです。現実は想像とかけ離れていました。

 数日後、気が狂ったのは崔さんではなく、4人の警官でした。ある日、4人は揃って顔を曇らせ、すぐ手を出して、ビンタをしたり、殴ったり蹴ったりして、崔さんを壁の隅まで打ち倒しました。私達は崔さんの苦痛の叫び声とうめき声を聞いて、とても酷い暴行を受けているのだと分かりました。

 以前、私は北京の警官に対して、上の指導者のように尊敬していました。しかし、飲食させず睡眠もさせず、全く抵抗力のない人に対して、4人の警官が同時に暴力を振るうとは、ひど過ぎではないですか! いわゆる「法制訓練センター」や、いわゆる「首都人民警察」などには、内心から嫌悪を抱き、甚だしきに至っては彼らを殴ってうっぷんを晴らしたい気持ちです。

 それから、警官らは崔さんを連れて洗面所に行って、私達の同行は拒否されました。崔さんの顔は傷だらけになり、血痕があり、目の周りは黒紫色になって、両足は大きく腫れて鬱血がありました。洗面所から帰って来て、血痕は洗い落とされました。何日間か経って、私達が崔さんを連れて洗面所に行った時、彼の体に大きな傷跡があり、太ももの辺りが最も酷くて、本当に見るに忍びませんでした。聞くと、いきなり太ももを蹴られ、この上なく痛くて我慢できなかったそうです。

 最も私を驚かせたのは、崔さんの表情にはほんの僅かな恨みもなかったことです。そのため私は法輪功修煉者に対して敬意が湧いて来ました。逆に、北京公安局と労働教養所の警官への羨ましい気持ちが消えました。その後、私達は崔さんと話す時にとても善意に変わり、話の態度(数文字ぐらいの会話)と雰囲気でしたが、敬意を表しました。

 崔さんの他に、私の印象に残った法輪功修煉者がもう2人がいます。1人は清華大学を卒業した虞超さん、30歳前後で、とても品格がよくハンサムで、なかなか気質があり意志も固くて、夫婦2人が一緒に拘禁されたようで、彼の妻も清華大学の卒業生です。もう1人は呉相万さん、山東省の人です。入って来た時の20歳過ぎの若者でしたが、数カ月間洗面を許されなかったため、解放される時には髭がとても長く、髪もぼさぼさで、まるで60代のおじいさんのようでした。これが中国共産党の「法制訓練センター」がやっていることです。

 退役して家に帰った後、私は法輪大法の資料、『共産党について九つの論評』と『解体党文化』の本を読み、北京法制訓練センターの経歴を結び付け、武装警察部隊のひどい腐敗状況と各階層幹部らの悪事を加えて、すべての根源は中国共産党であることが分かりました。私の郷里には多くの法輪功修煉者がいて、みんな善良です。このような善良な民衆に対して任意に連行し、拷問し、甚だしきに至っては生きたまま臓器を摘出しており、このような残虐な行為は悪魔しかできません。

 皆さんはこう考えるかもしれません。「これらの話を聞いて、あなたは法輪功修煉者と似ているのではありませんか」。私はこう答えます「『真・善・忍』は本当に素晴らしいです。みんなが学ぶべきです! 法輪大法は宇宙大法で、みんなが学ぶべきです! 私はもちろん学びたいのですが、その資格があるかどうかと思っています」

 今日、ようやく自分の思いを言いました。数年間封じ込めていた話です。法輪功修煉者の真相伝えと衆生を救いにお役に立てればと思います。

 法輪大法の先生に敬意を表します! 法輪功修煉者に敬意を表します!

 
(中国語:http://big5.minghui.org/mh/articles/2014/3/21/288974.html)
 
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