吉林省の弁護士 裁判長らを告訴
【明慧日本2014年4月29日】吉林省松原市の法輪功修煉者・崔洪文さんは昨年12月5日、前ゴルロス・モンゴル族自治県で法輪功の資料を配布したとき、駆け付けた警官に不当に身柄を拘束された。その後、家族は崔さんの救出を弁護士に依頼したが、中共(中国共産党)当局に相手にされなかった。
昨年2月8日、弁護士は前郭県留置場で崔さんとの面会を求めたが、施設側は面会のための資料不足を口実に面会を拒否した。こうして弁護士は裁判長ら3人と言い争いになった。裁判長は「上層部の命令に従っただけで、俺らもどうしようもない。法輪功だから、特別な措置をとらなければならないのだ」と言って、弁護士に諦めるようにと言った。
先月末、前郭県裁判所は弁護士の出廷を妨害するため、法律に則った代理であることの証明書を申請するよう、権力を乱用して弁護士に命じた。
今月1日、弁護士は北京市司法局へ行き、法律に基づき開廷の上記書類を提出する必要がないと訴えた。9日、前郭県裁判所で弁護士は裁判長と激論したものの、依然として証明書の提示がないと、開廷を許されないと言われたという。
10日、弁護士は前郭県裁判所の裁判長らを告訴し、「刑事訴訟法」により開廷通知、面会手配の裁判所側の責任を取り上げて訴状を作成し、司法部門に提示した。