【明慧日本2014年5月2日】1999年4月25日、法輪功修煉者たちが北京の国務院の投書や陳情事務室への平和的な陳情によって、合法的な修行環境を求めた。15年前の「4.25」陳情は、法輪功修煉者の平和で理性的な姿と、正義・良知を堅持する道徳的な勇気を表した。毎年、4月25日には、全世界の各地の法輪功修煉者は各種のイベントを催して、歴史に輝く道徳を記念している。 |
1999年「4.25」陳情で表した、法輪功修煉者の平和的・理性的に迫害に反対する精神は、その後15年の歳月にわたって貫かれてきた。15年間、法輪功修煉者は昼夜を問わず呼びかけ活動を行い続けている。
今日、2014年4月25日、ニューヨークの法輪功修煉者は再び中国領事館前に集まり、この偉大な日を紀念し、同時に迫害を制止するよう人々に呼びかけた。夜、修煉者達はろうそくを手にして、15年来、迫害されて死に至った中国本土の同修を追悼した。
「4.25」自らの経験
遼寧省錦州市の代麗国さんは自ら「4.25」陳情に参加した一人だ。
「当時、天津市で修煉者が不当に捕えられたそうです。ある同修から、北京へ陳情に行きますか? と聞かれ、私は行くと答えて、すぐに外出しました」 と代さんは述べた。「その時、私はいろいろ考えました。私たちが法輪功を学ぶことで、会社や家庭でより良い人を目指しており、政府はこれらの実態を知らないのだ、北京へ行って真実を伝えたいと思いました。法輪功の健康効果を少し話せば、修煉者を解放してくれるだろうと思っていました」と代さんは語る。
代さんは1995年に法輪功の修煉を始めてから、20日間ぐらいで、10数年間苦しめられたリューマチ性関節炎、腰椎椎間板ヘルニアなどの数種類の病気がすべてなくなった。
「現場に着くと、年配の同修たちがみな整然と後ろの方に座っていました。40代の私は若いほうで、前に立って静かに煉功し、スローガンも叫ばず、とても静かでした。警察は私達と雑談に来て、私達に写真を撮ってくれました。昼ごろになって、修煉者は続々とスーパーマーケットへ水とパンを買いに行って、食べ終わったら紙くずなどのごみをビニール袋に片付けました」
「陳情は、当時の朱鎔基首相の公正な応対を受けて、問題は適切な解決を得ました」代さんはその日の夜、錦州市に戻った。
しかし意外にも、3カ月後の1999年7月20日、中共(中国共産党)は全面的に法輪功への弾圧を開始し、「名誉を汚し、経済を断たせ、肉体を消滅させ、法輪功修煉者を殺しても自殺として扱う」などの残虐な政策を実施した。全国のメディアはデマをでっち上げて法輪功を誹謗中傷し、まさに文化大革命の再現のようであった。代さんの生活は変わり始め、警察が絶え間なく嫌がらせに来た。代さんは10月に再び北京へ陳情に行き、警察のひどい暴行に遭い、その後直接、馬三家労動教養所に送り込まれ、想像しがたい残虐な拷問を受けたという。
「4.25」陳情から法輪功が世界に広がる
ニュー ヨークの法輪功修煉者・ゼノン(Zenon Dolnyckyj)さんは「当時、西洋社会で法輪功を知っている人はあまりいませんでした。1999年4月25日、法輪功は世界の舞台に立ちました」と述べた。「西洋社会のメディアは当時、すべて中国国内のデマの報道と宣伝を転載していて、中国から地球半分ほど離れたカナダでも、私は無形の重い圧力を感じました」
しかし、正常な西洋社会で、中共の法輪功に対するデマは、反撃しなくても自ら崩れ去った。「法輪功を修煉してから、母の体も良くなり、もっと家族と子供を配慮することができるようになりました」とゼノンさんは語る。ゼノンさんは中国本土の法輪功修煉者の勇気に感謝した。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/4/27/371.html)