甘粛省:留置場で迫害され危篤の修煉者 いまだ解放されず
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 【明慧日本2014年5月25日】甘粛省蘭州市の西果園留置場に不当に拘禁されている法輪功修煉者・盧雲飛さん(44歳男性)は先月18日、危篤に陥り、蘭州第二病院に運ばれ、「胃穿孔」と診断された。状況を知った家族はすぐに病院へ駆けつけ、「唇が裂け、痩せこけ、便失禁」となった盧さんの姿を目にした。さらに、盧さんは足枷(かせ)を付けられてベッドと繋がれていた。家族は盧さんの解放を強く求めたが、許可されなかった。

 盧さんは3月9日、盧さんは蘭州市城関区の住宅街で、法輪功が迫害されている内容のチラシを配った際、警官に連行され、市西果園留置場に送り込まれた。

 その翌日、西固区の金湾公安分局の警官5人は突然、区内の盧さんの実家に押し入り、「盧雲飛は法輪功のチラシを配ったので、俺たちはを探している」と言いながら、家宅捜索を始めた。しかし、警官らは探し出したい物が見つからず、去って行った。

 その後も、西固区幸福路地区の人員は盧さんの実家に行き、盧雲飛を探していると言って騒ぎ、盧さんの両親に盧さんの居場所を言わなかった。家族はずっと、盧さんと連絡が取れなかった。10日後、両親は「盧雲飛を捕えた」という電話が受けたが、盧さんの居場所は教えてもらえなかったという。

 2日後、家族は蘭州市公安局から電話を受けた。警官は家族に「国保大隊の5階に盧雲飛の鍵などを取りに来い」と言った。それで、家族はやっと盧さんが西果園留置場に拘禁されていることを知った。

 しかし、先月18日、家族は突然、留置場の所長から電話を受け、「盧雲飛が急病なので刑務所病院に送が、受け入れらず、蘭州市第二病院に入院させた」と知らされた。

 盧さんの家族は蘭州市第二病院に駆けつけたが、見舞いを許されなかった。そして、家族は「もし、うちの子に何かあったら私たちは北京に行き、あなたたちを訴えます」と言ったところ、病室に入れられた。

 家族は盧さんの悲惨な姿を見た。医者は「二つの治療法がある。保守的な治療と手術。ただ現在、盧雲飛の状況では手術ができず、保守的な治療しか選択肢がない。命が危険な状態だ」と話した。

 家族は留置場の所長に、盧さんを家に連れて帰るよう言われ、国保大隊に行き、盧さんの解放を求めた。しかし、警官は「盧雲飛の案件は検察院に送った」と言った。そして、家族は検察院に行き、盧さんの解放を求めたが、許可されなかった。

 盧さんは法輪功を学んでいるとして、2003年に蘭州市第二留置場に拘禁されたことがある。

 市第二留置場で盧さんは重労働を強いられたが、抗議をしたため、手足に枷をつけられて繋がられ、立てられず、跪くしかできなかった。

中共酷刑示意图:“穿后刑”——将人双手背铐、双膝下跪、双脚戴脚镣,同时将手铐、脚镣用铁丝最短距离串起来

拷問の実演:手足に枷をつけられて繋がられ、立てられず、跪くしかできない状態

 その後、盧さんは留置場から、洗脳班に移送された。洗脳班で盧さんは座ることも許されず迫害を受けたという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/4/29/290676.html)
 
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