吉林省:親子3人が受けた迫害事実 
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 【明慧日本2014年5月29日】吉林省樺甸(かでん)市の王桂蘭さん(70代)は息子2人とともに法輪功を学んでいる。

 先月22日朝7時、王さんは息子を吉林省刑務所に迎えに行った。王さんの息子は3年間不当に拘禁され、その刑期が満了となった。しかし省刑務所の職員は「お前の息子の刑期満了は明日だ」と言い、王さんを追い払った。しかし翌日の6時、再び王さんは刑務所へ行き、息子の解放を待っていると、今度は「お前の息子はすでに、610弁公室の警官に連行された」と告げた。その話を聞いた王さんは嘆き悲しみ「この国に法があるのか? 警官はうちの息子を勝手に連れて行く権限があるのか? 息子はすでに10年間も拘禁されたのに、まだ拘禁するつもりなのか?」と憤慨した。しかし刑務所にいた警官たちは、王さんと、一緒に迎えに来ていた法輪功修煉者4人も、その場でパトカーに強制的に押し込み、不当に連行したという。

 中共(中国共産党)が法輪功への弾圧を開始してから15年間、王さん一家3人は迫害を受け、刑務所に拘禁されるなど、3人が揃うことはまれで、離れ離れの日々が多かった。

 王さんの次男・王暁東さん(以下、暁東さん)は2006年に連行され、当局の裁判所に懲役7年の実刑判決を受け、四平公主嶺刑務所に収容された。刑務所で暁東さんはスタンガンで電気ショックを加えられ、ガソリンを口に入れられる、四肢を四つの方向に引っ張られる、「死人ベッド」に縛り付けられる、殴打されるなどの迫害を受けた。


拷問の実演:死人ベッド

 長男・王暁虎さん(以下、 暁虎さん)もかつて、懲役7年の実刑判決を受け、刑務所に収容された。暁虎さんはその刑期を終え、帰宅したが、2010年4月23日、まだ1年も経たないうちに、再び連行され、3年の実刑判決を宣告され、公主嶺刑務所と吉林省刑務所に拘禁された。

 このような経緯があり、数年来、王さんは息子たちの無実を訴えていた。また王さんは息子たちとの面会をするのに歩き回るため、靴は2足も履きつぶし、使用済みの乗車券が段ボール1箱もあったという。

 息子たちが拘禁されているため、王さんは孤独な毎日を過ごしていた。王さんはホテルで皿洗いのアルバイトをして生計を立て、小さい倉庫を借りて住んでいた。その倉庫は冬は非常に寒くなった。幸い、王さんは法輪功を学んでいたため、苦しい生活を送っていたが、元気で息子たちの帰りを待ち望んでいた。

 昨年、次男の暁東さんはようやく拘禁から解放され、帰宅が叶ったが、地元の警官が執拗に家に来て騒ぎ立てるため、路頭に迷う生活を余儀なくされた。

   昨年の11月16日朝4時過ぎ、新華派出所の警官は王さんの家に行き、王さんを連行し、沙河子洗脳班に拘禁した。

 その後、洗脳班から解放された王さんは生計維持するための仕事を失った。そして今回、王さんは長男を迎えに行ったが、理由もなく警官に連行されたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/4/28/290586.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/5/4/468.html)
 
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