河北省の農婦 不正裁判に直面
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 【明慧日本2014年6月8日】河北省淶水県の法輪功修煉者・芦桂芬さん(60歳過ぎ)は2月25日、県警察署の20人以上の警官により自宅から連行された。警官らは家宅捜査を行い、芦さんから10数万元を奪い取ったという。現在、芦さんは不正裁判に直面している。

 芦さんは夫を亡くした後、法輪功を修煉したおかげで体が健康になり、家の畑は全部一人で作る以外、また子供たちの手伝いもしていた。性格の明るい彼女は、世話好きで、評判がとてもいい。

 99年に中共が法輪功を迫害してから、芦さんは県政府から数十回の監禁と家宅捜査を受けた。畑を人に盗られ、新しく買った6000元以上のオートバイも政府の人員に盗られ、彼は自分の物のように今もずっと乗っているという。家族は芦さんの安否を毎日心配している。

 事件当日の2月25日夜9時頃、淶水県警察署の戴春傑が犯罪捜査隊と特別警察(SWAT)など合わせて20数人を率いて、芦さんの自宅に突入して芦さんを連行し、数冊の法輪功の書籍、10数万元の現金、プリンタなどを没収し、芦さんを保定市留置場へ送り込んだ。

 4月4日、淶水県検察院は芦さんに対して不法の逮捕令を下し、子供たちはさんの体を心配し、あちこちで人に頼んで母親と面接できるよう願ったが、未だに面会できないだけでなく、さらに警官たちの恐喝を受けた。

 4月29日に分かったことだが、芦さんの案件は検察院から警察署に移ったという。警察署で一カ月足らず調査をして、4月25日にまた淶水県検察院の公訴課に回された。調べによると、彼らは5月4日に案件を直接法廷に提訴し、判決を下そうとしているという。

 家族は弁護士に依頼した。弁護士は5月19日に淶水県検察院の公訴課に行って委任状を渡した後、案件の詳しい書類を調べたいと求めたが、公訴課の担当者は弁護士に「法輪功を修煉していない証明」を出すことを要求した。弁護士は厳しく、どの法律に基づくのかと問いつめると、担当者は何も答えられずドアを閉めて逃げた。弁護士は淶水県検察院の通報課へ苦情を出し、それでやっと5月20日に案件の書類を調べることができた。

 情報によると、裁判所は弁護士に通知せず、6月10日に開廷する予定だという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/2/292918.html)
 
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