黒竜江省:60代の法輪功修煉者 2回労働教養受ける
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 【明慧日本2014年6月9日】黒竜江省ハルビン市呼蘭(こらん)区の法輪功修煉者・楊瑞芹さん(69)は、法輪功を学んでいるという理由で3回拘禁され、2回労働教養を強いられた。今年4月、懲役3年の判決を宣告され、現在上訴している。

 楊さんはかつて胃病で胃を切除され、肝臓病、心臓病など多種の病気を患っていたが、1998年修煉してから身体は全快になった。 

 不当連行・判決

 昨年11月18日の午前11時ごろ、楊さんは小学校の付近で法輪功迫害の真相を伝えた時、地元公安局国保(国家安全保衛)および光明派出所の関係者に強制連行され、ハルビン市第二留置場に拘禁された。

 今年4月8日、ハルビン市呼蘭区法院(裁判所)は楊さんに「法律の実施を破壊した罪」として不当判決を下した。法廷で、北京の弁護士は楊さんに無罪を弁護し、さらに楊さんの夫である斉有さんも妻が修煉してから、心身とも恩恵を受けた実体験を話した。

 検察院側からは弁護士や斉さんの弁護に対し、一切異議がなかった。しかし、呼蘭区法院は28日、楊さんに懲役3年の不当判決を宣告した。

 2回の労働教養により、身体が不自由に

 1999年の7.20以降、定年後の楊さんは実家の呼蘭区に引っ越しした。しかし、光明派出所および新華街道からよく嫌がらせを受け、また法輪功の修煉をやめる保証書を書かなかったという理由で2000年、相次いで3回拘禁された。

 2001年、楊さんは法輪功の無実を伝えるために、上京した。ハルビン市呼蘭公安分局に1月18日にハルビン市万家労働教養所に1年間収容されていた。転向しない楊さんは非人道的に虐待され、2回重体に陥り、病院に運ばれたという。

酷刑演示:毒打
拷問の実演:殴打

 2002年6月20日、解放された楊さんは同僚に真相を伝えたという理由で黒竜江省麻薬中毒回復所に連行され、3年の労働教養処分を処せられた。そこで楊さんは「三書」を書かないという理由で殴打され、右手が粉砕骨折になってしまった。さらに治療も受けられず、不自由になったという。

 中共の法輪功に対する15年間の残酷な迫害の中、楊さんの境遇は特別な例ではない、数千または数万人の迫害を受けた修煉者のうちの1人に過ぎない。ハルビン市呼蘭区のみ、9人の修煉者が迫害により死亡した。また、完全ではない統計によると、200名以上の修煉者は判決・労働教養処分にされた。また、情報筋によると、罰金で徴収した100万元(およそ1600万円)近くの現金および没収した100万元近くの私財が加担者の私物となったという。

 
(中国語:http://big5.minghui.org/mh/articles/2014/6/1/292876.html)
 
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