西洋人の新しい修煉者「大法修煉は私を徹底的に変えた」(二)
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文/米国の西洋人大法弟子

 【明慧日本2014年6月10日】(前の文へ

 自分の修煉だけに集中する

 今、私は自分の修煉に確実に自信を持つようになりました。いくつかの心性の関門をまだ突破していないのは確かですが、しかし私は正しく修煉の道を歩んでいることを信じています。自分の修煉の向上に伴い、私は他人の問題点に気づくようになり、その人に悩まされ、苛立ちを感じるようになりました。私は「この人はなぜいつも自分を探さないで、他人ばかり責めるのか? なぜこの人はこんなに利己的でいるのでしょうか」と思い、悩んでいました。それから、私はこれらのことに心が動かされていたため、自己嫌悪に陥りました。私は自分の修煉に集中すべきで、高い次元にいる人はこれらの事に心が動かされないはずだと分かっています。しかし、何事も自分を修めるべきだと分かっていても、ここは常人社会の集団ではないので、私はとてもその現実を受け入れられませんでした。その後、私の修煉にとても気に掛けてくださる方と話す機会がありました。そこで、私は自分が抱えた問題を言う前に、彼女は私の心をはっきり分かっていました。彼女は「これらのすべての悩みは、まるで一枚の鏡のように、あなたの問題を映し出しており、それによって、あなたは自分を探すことができ、その問題を解決できるようになる」と教えてくれました。私はこの提言にとても感謝しています。師父は『転法輪』の中で、「上の次元へ上がろうとすれば、持っていた良くない考えや汚いものを捨てて、その次元の基準に同化しなければなりません。そうしてはじめて上がって来られるのです」とおっしゃっていました。

 私の理解では、私の他人に対するネガティブな考えは私を低い次元に留めていると思いました。私は、自分の向上だけに集中すればよいと悟りました。なぜなら、師父は『転法輪』の中で「無理やり修煉させるわけにはいかず、あきらめざるを得ません。強制的に修煉させることはできないのです。理も法もはっきり教えてあげましたが、それでも自分自身を向上させようとする意欲が湧いてこないのだとすると、誰を恨むことができますか?」と説かれておられました。

 私はこの環境の中で、自分を着実に修めず、自分を高めていかない人を悲しく思い、また同情しました。しかし、私に彼らを責める責務はなく、また彼らの行動に影響されてはいけないと思いました。私は自分の修煉だけに集中すれば良いと思いました。

 心性の関門を突破する

 一日が終わると、私は必ずその日に出逢った事、上手に対応できたかどうか関係なく、もう一度振り返って見るようにしています。色々な例がありました。一つ、最初上手く対応できず、その後まだ同じ関門が現れ、ついに突破した話をしてみましょう。世界ツアーのある日、一人の音楽評論家が若いメンバーを批判しました。私は自分が無為で干渉しない態度を取るべきだと分かっていながら、この音楽評論家の偉そうな振る舞いを見て、ついに我慢できず、メンバーらを弁護するようにしました。その時、この非常に不満な気持ちを持っている同業者は私の演奏を批判し始め、しかもとても人を傷つけ、とても失礼な言葉を吐きました。私は彼から徳を貰うどころか、言い返してしまいました。昔の私の性格から見れば、それはすでによく我慢していたと言えるでしょうが、しかし、それは全然足りませんでした。この人の言葉は実に私を深く傷つけました。私は落ち込み、恥ずかしく、困惑し、怒りを感じるなど、様々な気持ちが湧き上がりました。師父は『転法輪』で「一応は耐えられたとしても、内心では落ちつかないようでしたら、それでも駄目です。」とおっしゃいました。

 今回の衝突は私の心の中では中々払拭(ふっしょく)されませんでした。私は法を学び続け、内に向けて探し、この方の話を真剣に考えた結果、今回のことを自分の演奏を高めるチャンスにすることに決めました。そのため、私はその人に感謝しなければならないと思いました。ツアーの後期、この人はまた私を探しに来て、彼らは私に失礼なことをしていないと弁解しながらも、失礼な話を繰り返していました。しかし、私は笑顔で彼に、私はさらに努力して、もっと上手に演奏できるようにすると伝えました。私も自分にこんな対応ができるとはとても信じられませんでした。

 今回の衝突は、法をよく学び、自分をよく修めることによって、問題を上手く対処出来た一つの例です。二回目の試練が再来して、その関門を突破した後、私は重荷を下ろした感じがしました。それは自分の修煉の一つの重要な一里塚だと思いました。なぜなら、私の行動も心もまったく同じで、彼の非難に流されることはありませんでした。今回の衝突は、私の欠点をはっきりと指摘し、私に厳しく自分の演奏を見直させ、一人の音楽家として自分を高める機会を与えてくれました。それだけではなく、今度のことは一つの鏡として、自分の今までの批評法の問題点を映しだしてくれました。その後、私はこれが業力の輪廻転生だと悟りました。なぜなら、私は他人の音楽教養を度が過ぎるほど批判して、しかも根に持っていました。この全過程は、私にたくさんの修煉のことを気付かせてくれました。また、本当にすべての法理を真に修めるのはどれほど大変で、どれほど奥深いものかと認識しました。

 体得の交流

 ポートランドで、私達の公演団は体得交流会を開きました。私は真剣に何を話せばいいかを考え、またいかに私の修煉を正確に反映すればいいかを長時間考えました。体得交流会の後、私の団体は中国旧正月の動画映像を作りました。一人の音楽家は私の言葉をそっくり使って、彼らが神韻に来る前にどれだけ努力したかを述べました。私の言葉をそのまま使われたことに対し、私はとてもがっかりして、しかもとても怒りを覚えました。もちろんそれは正しくない気持ちだと分かっています。その後、私達は『二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法』を学び、師父は学習者たちの間の協力について、「あなたに良い方法があり、それを考え出したので、あなたは法に対して確かに責任を持っています。しかし、あなたの意見、方法が採用されるかどうかは重要ではありません。」とおっしゃっていました。

 そのため、私はこれらのネガティブな考え方を放下しようとしました。なぜなら『転法輪』の中で、師父は「個人の利益や対人関係の軋轢において、それらのことを気にかけないでいられるかどうかが肝要です。」と説かれています。

 誰の考えが重要かではありません。もし私が交流という形で誰かに影響することができ、彼らに同感して貰い、彼らをもっと大法に近づかせる事ができたら、私は大いに嬉しく思うべきで、怒るべきではありません。したがって、私は考え方を変えました。

 発正念をする

 神韻に入ったばかりの時、私は発正念にも参加したいと思いましたが、しかし私は自分が何をしているかをよく理解していませんでした。私はプラス思考で理解しようとしました。しかし、私は気が散って、発正念の時、自分の計画を立てたり、今晩の夕食に何を食べるかを考えたりしてしまいました。私達がツアーを始め、困難と妨害が現れた時、私はやっと発正念の意義が分かりました。ある時、照明が正常に動きませんでした。またある時、幕が時間どおりに開きませんでした。また、公演前に私達の琵琶は落とされて壊れました。今回、発正念の時、私は目的を持って、一心不乱に集中して、「私たちに琵琶をください。そうすれば、私たちは演奏ができます」「照明をずっと動かしてください」あるいは「一切の妨害を取り除いてください」と念じるようにしています。今、全員が正時に発正念をすれば、何も私たちを妨害することがなくなりました。私は発正念の意義と威力を理解しました。

 大法の健康回復力

 私の半生はずっと低音を演奏していました。神韻に来るまで、私の両手は曲がり、手を伸ばす事ができず、缶ジュースを持っている時のように、指は猫背のようで真っ直ぐになりませんでした。私の手は時々震え、一つの姿勢を保つのが困難でした。私は自分の筋肉と関節が永久的な損傷を負っているのではないかと心配していました。私は音楽の仕事をしているから、ずっとこの病気に苦しむのではないかと思いました。修煉してから、煉功は私を大きく改善してくれました。特に一式、五式の功法では、私の両手と指の筋肉をリラックスさせ、現在では力を入れなくても、指は伸ばすことが出来るようになりました。以前、私はたくさんの方法を試しましたが、修煉してから、やっと本当に回復しました。確かに素晴らしく感心しました。

 まとめの言葉

 私は音楽家として、神韻で仕事をしています。しかし、私は修煉もしています。私が皆さんの前に立つことが出来るのは、私が特別だからではなく、私が皆さんと交流したいからです。私はすでに自分の多くの魔難に直面して、多くの執着に気付きました。これからもっと高めていかなければならないと思っています。私は同修の神韻に対する貢献に感謝いたします。彼らの私に対する励ましに感謝いたします。私に美しい髪形を作ってくださった台湾の女性、私のパンツを縫ってくださったオーストラリアの女性、調理師、切符販売員の皆さん、綺麗で快適な部屋に泊まらせてくれたニューヨークの大法弟子、世界ツアーを共に旅してきたチーム……私はすべての方に感謝いたします。最も重要なのは、私の人生を変えてくださった師父に感謝いたします。私はこれほどたくさんの物を頂いたからです!

 師父に感謝いたします!

 (完)

 (2014年のニューヨーク法輪大法の修煉体得交流会原稿)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/5/19/292267.html)
 
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