四川省:労働教養を強いられた法輪功修煉者 刑務所で迫害受ける
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 【明慧日本2014年6月30日】四川省綿陽市の母志太さんは(45歳男性)は法輪功を学んでいるという理由で2度も労働教養処分を下され、教養所に監禁された。昨年に再び実刑判決を受け、刑務所に監禁された。

 母さんは1997年に法輪功を学び始めた。それから、母さんは法輪功の教えの「真・善・忍」に従い自分を律していった、賭博などの悪習を直し、より良い人になるよう努力していた。

 しかし、1999年7.20、中国共産党は法輪功への弾圧を開始した。母さんは法輪功の素晴らしさを伝えるため、北京に行ったが、警官に湖南省の北京駐在事務所に連行された。事務所で警官は母さんを殴ったり蹴ったりして、母さんの頭を便器に突っ込んだりもした。母さんは腕時計と400元を没収された。

酷刑示意图:按头入马桶
拷問の再現:頭を便器に突っ込まれる

 2001年15日、母さんは地元に送還され、留置場に拘禁された。留置場で母さんは日常的にに殴られビンタをされたため、咳をすると痰に血が混じっていることが長期間、続いた。

 留置場で2カ月間拘禁された母さんは労働教養処分2年を下され、新華労働教養所に監禁された。教養所で母さんは奴隷労働も科されながら、立たされ、走らされ、小さい椅子に座らされるなどの迫害も受けた。

 2005年8月、国保(国家安全保衛)大隊の警官は突然、母さんの家に侵入し、「話がある。郵政ホテルで会おう」と言って去った。母さんはホテルに着くと、すぐに警官に連行された。尋問を受けた母さんは喋らなかったため、留置場に拘禁された。その1カ月後、母さんは2度目の労働教養処分を下された。

 母さんに対する迫害によって家族も精神的なダメージを受けた。家族は不安な日々を送り、父親はショックで病気になり、2005年9月に死亡した。

 2006年8月、教養所から帰宅した母さんは警官に法輪功をやめるように強いられ、騒ぎ立てられた。さらに、2007年のお正月、警官は母さんの家に行き、母さんの妻に母さんと離婚することを強要した。

 母さんは息子の学費を払うため、人力三輪車の仕事をした。

 2012年4月1日午後、母さんは家を出た所で、待ち伏せしていた警官に連行され、家宅捜索を受けた。警官は母さんのキャッシュカードや証明書、三輪車などの私財を没収した。その後、母さんは脱走した。

 しかし、同年7月6日、綿陽市公安局涪城区分局は計画的に法輪功修煉者に対して大規模な連行を行った。母さんを含む10数人の修煉者が連行され、家宅捜索を受けた。母さんは長時間にわたり自白強要の拷問を受けた。

 2013年3月1日、母さんなどの修煉者7人は涪城区裁判所で開廷となった。法廷で弁護士は法律に基づいて弁論したが、裁判所側は法律を無視し、母さんに懲役3年の実刑判決を言い渡した。そして、警官は家族に通知せず、母さんを楽山市・市中区の全福鎮嘉州刑務所に送り込んだ。

 刑務所で母さんは「転向」を目的として毎日2時間しか寝ることを許されず、動けずに座る姿勢や、動けずに立つ姿勢を22時間強いられた。スタンガンで電気ショックを加えられることもよくあった。

 現在、母さんは刑務所で洗脳・体罰・殴打などの迫害を受け続けているという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/10/293292.html)
 
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