北京市の夫婦が不当連行 家族も警官に暴行される
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 【明慧日本2014年6月30日】北京市平谷(へいこく)区の警官らは昨年10月29日午後、法輪功修煉者・王自成さんの自宅に侵入し、王さんと妻・張愛萍さんを共に不当に連行した。同日夕方、6、7人の警官らが王さんの家に駆け付け、捜査令状の提示もなく家宅捜索を行い、パソコンや現金2万元などを没収した。

 今年1月3日、王さん夫婦が連行されて行方不明となり、家族は2人の安否をどこに問い合わせれば良いのか分からなかった。そのため、この迫害に関わった警官の家を訪ね、王さん夫婦のことを聞くと、警官は家族の女性3人と子供1人に暴力を振るった。ひどい暴行を受けた4人は、口と鼻から出血して顔が血だらけになり、髪の毛を掴んで強く引っ張られたため髪が大量に抜けた。

 平谷区裁判所は今月26日午後2時頃、王さんと張さん夫婦に対して不正裁判を開き、不当判決を宣告した。そして王さんは拘禁中、迫害されて半身不随となった。しかし、家族は何度も「重病のための服役中の一時出所」 による治療を求めたが、裁判所・司法部門に相手にもされず、執行猶予も認められなかった。

 かつて王さんは2003年から8年間、張さんは4年間、不当に拘禁された。王さんは拘禁施設で拷問され、2年間も歩行できず障害者となった。張さんは北京女子刑務所で精神的な迫害を受けた。

 2009年11月29日、王さんは法輪功の資料を配布した。そのため、警官は王さんを逮捕し、馬坊派出所に送り込んだ。そこで、住所・名前などを言わなかった王さんは、6人の警官らに失神するまで暴行を加えられた。

 2010年10月頃、王さんは前進刑務所に拘禁されていた間、転向を目的に15時間以上じっと動かずに小さな椅子に座らされた。このようにして王さんは 14日間にわたって迫害され、でん部の肉がただれて歩行できなくなり、自力生活ができなくなった。それに対して、施設側はそれを治すことを口実に王さんに詳細不明な薬物を注射した。その後、頭痛、記憶低下、睡眠困難、高血圧などが次々と発症した。2013年5月頃、王さんは刑期が満了となり帰宅したが、体がぼろぼろになり、歩くこともできなかったという。

拷問の再現:詳細不明な薬物を注射される

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/24/293888.html)
 
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