米国:ミネソタ州下院議員35人 中国共産党の生体臓器狩りに関し連名で書簡を提出
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 【明慧日本2014年7月2日】中国共産党が法輪功修煉者に対し、生体臓器狩りと臓器売買を行っていることが2006年に暴露されて以来、この件は国際社会から広く関心を集めている。正義ある多くの人々は、臓器狩りを厳しく非難し、そして自分が出来る行動をとり、この犯罪を制止しようとしている。

 米国ミネソタ州の下院議員フィリス•カン氏と34人の下院議員は、連名でミネソタ州保険医療省のエド(Ed Ehlinger)長官と州の高等教育事務室のラリー(Larry Pogemiller)長官に書簡を提出した。議員たちは中国共産党の生体臓器狩り、およびこれらの摘出された臓器が、ミネソタ州病院あるいは関連機関で使われる可能性に関心を寄せている。彼らは、非人道的な方法で入手した臓器を、ミネソタ大学や公共の医学研究機構で使わないよう求めている。


35人のミネソタ州議員の連名の書簡

 以下は手紙の抄訳である。

 2014年3月31日
 ミネソタ州保険医療省エド長官
 ミネソタ州高等教育事務室ラリー長官

 我々はミネソタ州内で、国外から提供された臓器の出所を調査して頂くよう望んでいます。これは信頼できるレポートにより、中国が恒常的に拘留中の受刑者と良心の囚人から臓器を摘出していると裏付けられているためです。その中には、信仰のため拘禁された法輪功修煉者、及びその他の宗教と少数民族の団体も含まれています。専門家の研究によると、2000年~2008年の間、6万5千名に達する法輪功修煉者が、その臓器を摘出され殺されました。

 これらの臓器は、ミネソタ州の病院あるいは関連機関で使われるかもしれません。我々は極めて大きな不安を感じています。そのため、我々は1つの保証を求めています。つまり非人道的な手段で得た臓器を、ミネソタ大学あるいはいかなる公共の医学研究機構でも使ってはならないという保証です。

 自らの意思で臓器を提供し生命を救うことは医療の中できわめて重要です。しかし強制摘出した臓器がミネソタ州の医療システムに入った可能性があり、これは嫌悪すべき事例です。我々はあなたとあなたの従業員が、適切な臓器の寄付システムを確実に保護するよう望んでいます。これは非常に重要なことです。

 ミネソタ州には外国政府による臓器摘出を変えさせる手段はありません。しかし我々は少なくとも臓器の提供元がすべて正当で、本人の遺志により適切な提供制度を通ったことを確認することができます。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/7/293143.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/6/8/1562.html)
 
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