遼寧省:10年間不当拘禁の女性教師 再び不正裁判うける
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 【明慧日本2014年7月13日】遼寧省大連市西崗区裁判所は先月24日、法輪功修煉者・王語絲さんに対して、不当に裁判を開廷した。法廷で王さんは「文章を書くことは罪になりません。信仰を持つことも犯罪ではありません」と主張した。

 10カ月間にわたって拘禁された王さんは法廷で、「私は連行された当初、いわゆる『法制教育学校』に拘禁され、誘導尋問されて自分がやっていることを話させられましたが、私がやっていることのすべては、決して法律を犯していません。私は法輪功を学んでいるというだけで、2000年に懲役10年の実刑判決を言い渡され、刑務所に収容されました。その結果、家庭は崩壊し、3歳だった子供を育てることもできませんでした。今回私が再び拘禁されたため、母親はあまりの悲しみからショックで亡くなりました。この悲劇が起きたのは当局が法輪功を迫害しているからです」と話した。

 王さんの弁護士2人も法廷で法律や良識などの角度から無罪を弁護した。弁護士は「法輪功を学ぶことは国のいかなる法律にも違反しておらず、公安部が公表した14種類の邪教には法輪功が含まれていません。『刑法』300条を使って修煉者に『邪悪組織を利用して法の執行を破壊した』という罪を着せるのは根拠がありません。法律の間違った使い方です」などと指摘した。最後に弁護士は裁判長に「すぐに無条件で王語絲さんを釈放してください。法律に従ってください」と提言したが、休廷を宣告された。裁判は4時間行われた。

 王さんは大連外国語学院を卒業後、教師になった。法輪功を学んでいるとして、2000年に懲役10年の重刑を下され、瀋陽市の大北刑務所に収容された。刑務所で王さんは侮辱され、酷い拷問を受けた。王さんの拘禁で、夫は様々な方面からの圧力に耐えられず王さんと離婚してしまった。王さんは刑務所から出た後、英語を教える個人塾を開き、安い授業料で熱心に子供たちを指導していた。そのため、王さんはいつも親たちから称賛されていた。

 しかし、昨年8月29日夜7時ごろ、大連市国保(国家安全保衛)大隊の警官20数人が突然、王さんの家に押し入り、王さんと母親を強制連行した。王さんは洗脳班に送り込まれ、母親は大連市麻薬更生施設に5日間拘禁された。その後、解放された母親は娘のことを心配し、高熱を出して起き上がれず、今年3月15日にこの世を去った。 

 昨年12月25日、王さんは洗脳班から大連市留置場に移送されたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/27/293990.html)
 
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