頑固な西さんの物語
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文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧日本2014年7月16日】私は西さんと一緒に働いてもう十年以上経ちました。互いに知っており、とても良い関係です。西さんは中国の西北部に生まれたので、人々に「西さん」と呼ばれています。西さんは頑固でとても有名です。しかし、多くの長所もあり、善良で、正当でないとみれば必ず指摘します。物事に対して非常に優れた見識をもっています。会社に上級部門からの視察があると、会社側は西さんを必ず休ませます。なぜなら、西さんが真実を言うのを恐れているからです。

 しかし1999年7.20法輪大法と大法弟子が中国共産党により迫害されてから、誰かが法輪功のことにちょっとでも触れると、西さんは黙ってしまって、真実を話さなくなり、脅されて頑固ではなくなってしまいました。

 2000年の冬、私は同修と天安門広場で横断幕を広げ、大きな声で叫びました。「法輪大法は素晴らしい」「真・善・忍は素晴らしい」「法輪大法の師父の潔白を取り戻そう」。私たちは当局に不当に拘束され、手錠をはめられて現地の派出所に連行されました。西さんは子供を連れて派出所の窓の外で黙って私を見つめていました。

 私が2回目に不当連行された時、西さんはそれを知らず、我が家を訪れ、家宅捜索中の2人の警察官に取り調べられ、身体検査までされました。ふだん何も恐れなかった西さんが、あの日、とても恐れていたのを今なお記憶しています。

 2005年の春、私は3年間の放浪生活を終えて会社に戻り、再び西さんと同じ班になりました。仕事の時間外に、西さんに法輪功の真相を伝えようとしましたが、西さんは反発的な態度を示し、『毛沢東文選』を取り出して、老眼鏡を掛けて読み始め、陰で上司に私を告発しました。

 しばらくして、私は再び彼に法輪大法は世に広く伝わっており、私は法輪大法を修煉してから心身ともに変化したことを話しました。彼は私が真・善・忍に基づいて修煉していること、仕事の上での扱いは公平で、横領や独占などは全くせず、仕事をこつこつとして、業績が際立っており、職場で公認の良い人だと知っていました。それ以後、西さんは態度が変わり、何度も上司に私を推薦しました。

 ある日、私は西さんの家を訪れました。西さんは中国の官界が如何に全面的に腐敗しているとか、中国共産党は根まで腐っていてもう救えないなどと話しました。彼の言ったことはとても素晴らしく、私は静かに聞いていました。最後に私は、ショートメッセージで「真・善・忍」は妨害されて送受信できないが、「偽・悪・闘」はできるという例を挙げて話しました。どちらが良いか、どちらが悪いか一目瞭然で、彼は比べてみて、こんなに壮麗な語が送受できないことを知りました。真実はこんなにも簡潔ではっきりしているのです。

 私が西さんに三退を勧めると、彼は我が家に直ぐに行きたいと要求しました。私たちは家への道を歩きながら話しました。「西さん、天災であれ人災であれ、すべて共産党や悪質な官僚が招いたもので、私たち罪のない人が災難を被るべきではありません。共産党の関連組織から脱退してください。仮名で構いませんから」と私は再度勧めました。西さんは快く同意しました。そして、両手を挙げて力強く振り、「共産党はもう信じません! 大法を信じます!」と叫びました。

 2012年の秋、西さんは定年退職しました。その後私は、彼が胃がんの末期で、胃の3分の2を切除したと聞きました。私たち夫婦は神韻公演のDVDと法輪功に関する小冊子を持って彼を見舞いました。彼は痩せこけて、座ることさえできませんでした。私たちは西さんに「あなたを助けることができるのは法輪大法の師父だけです。あなたは『法輪大法好』『真善忍好』の9文字を常に真心を込めて念じてください」と勧めました。

 それ以来、私たち夫婦はよく彼を見舞いに行きました。西さんは少しずつ回復し、歩行できるようになり、食事の量も次第に増え、ほぼ1年後に完全に治りました。2013年末、彼は娘の結婚式に出席し、6階まで簡単に上ってきました。彼はすっかり回復しました。

 あの暗黒の時期、頑固な西さんは頑固でなくなり、共産党の嘘に騙され、恐怖を感じ、正義感がなくなりました。しかし、法輪大法の佛光が彼の心の奥まで照らし、彼は法輪功に対する迫害の真相を知り、共産党の関連組織から脱退しました。そして、危篤時に9文字を念じ命を助けられ、西さんは法輪大法に護られています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/7/3/294130.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/7/12/2006.html)
 
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