全体で向上し、慈悲をもって衆生を救う
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文/日本の大法弟子

 【明慧日本2014年7月22日】尊敬する師父、こんにちは。同修の皆さん、こんにちは。

 2010年7月1日、グローバル救援電話RTCチームが立ち上げられました。師父の加持のもと、世界各地の同修が参加する中で、チームは海外の大法弟子が三つのことを行い、互いに学び修める修煉の環境になりました。RTCが立ち上げられた2年後に私たちは気づいたのですが、なんとこの日は7月1日、「世界脱党デー」だったのです。私たちは、これは師父がこの安排により、RTCチームの使命、はっきりと真相を伝え三退をすすめるという重大な使命を教えて下さったのだと悟りました。

 さらに多くの衆生に真相を伝えるために、電話グループ技術担当の同修は大変な努力を尽くして、自動アナウンスソフトを開発しています。このソフトは中国本土の人々へ真相伝えるカバー面積が非常に大きいのです。毎日数十万通の電話が広範囲に自動音声アナウンスを発信し、中国へ真相の大ネットワークを展開しています。人の手でコールバックする必要のある、三退をすすめるRTCナンバーは数万通あるので、海外から電話をかける人数が全く足りず、多くのナンバーにかけ直すことができません。本当に、とても惜しいのです。なぜなら、真相を聞いた衆生は邪党から脱退する確率が非常に高いからです。すでに岸辺まで泳いでたどり着き、助けを待つ人と同じように、私たちは手を差し伸べて引っ張り上げているのです。RTCチーム立ち上げ後、RTCナンバーに電話をかけ直すことが徐々に主力作業となると同時に、チームの集団でかけ直す利点は、中国への真相伝えに参加したい新しい同修を育成できることです。

 一、全体で力を発揮し、時間を無駄にせず人を救う

 師父は『2005年サンフランシスコ説法』で、「邪党が崩壊してから、脱党しようと、そのときの脱党は何の意味があるのでしょうか? 実は今は生命が位置を選択するときであり、悪党が崩壊したあと、まだ何の機会があるのでしょうか?」とおっしゃっています。師父はさらに、「時間が先延ばされたのは皆さんのため、衆生のためなのです」とおっしゃっています。

 法を正す形勢が進展するにつれ、大紀元で毎日三退する人数は10万人を突破しました。今年の元旦、中国の伝統的な新年と元宵節に、私たちは中国の休祝日を利用し、連続三回の集中真相伝え活動を手配し、中国の親戚と友人が集まる休暇期間に時間を無駄にせず真相を伝えました。RTCの多くの同修が自分の休みを返上し、人を救う実際の行動を以て師父に新年のご挨拶をしたのです。

 ある同修は電話をかけ直した後、体験した事を話してくれました。「私は大法の資源です。私には時間を浪費する権利はありません。だからいつも時間を無駄にせず人を救わなければなりません。家族はいつも遊びに行く時に私につき合ってもらいたいと思っていますが、人を救う時間を無駄にすれば後悔します。つまり、『邪党が解体したら、私はすぐにあなたたちと遊びに行きます。今は、人を救う事に一刻の猶予もありません』と家族に言えば彼らも理解できます。私はいつも、法を正すことはいつ終わるのかと考えています。再び人を救いたいと思ってもチャンスはありません。この数年、数万人が救われました。本当に『修は己にあり、功は師にあり』です」

 「新年三退促進」の集中コールの初回集計で、三退人数は1416人でした。

 この8日間の「旧正月に三退促進・真相伝えるプロジェクト」の三退人数は3053人でした。

 2月14日の24時間「元宵節の中国向け真相伝える活動」の三退人数は873人でした。

 年初に1カ月以上、連続三回集中してかけた電話で、全体の協調はますます息が合い、さらに人を救う緊迫感を私たちの毎日の生活にもたらしました。

 そこで、RTCは毎週、「中国に集中して真相を伝え、三退を促進する活動日」を定めました。この活動には、世界の数十の国や地域の電話グループが参加しています。3月10日からスタートし、今すでに11週目です。週に一回の集中電話活動後に集計した三退の人数は平均800人前後です。もちろん師父が期待されている救われる人の数には程遠いのですが、私たちが信じて根気強く続けさえすれば、私たちの人を救う力はますます大きくなります。

 二、電話プロジェクトで人心が次第に現れる

 最近、建三江の人権弁護士迫害事件が世界の注目を受けました。ますます多くの正義の弁護士と民衆が、大法と大法弟子を支持し始めています。4月2日にグローバル電話グループは、統一して「建三江特別案件」の電話をかけ、中国の同修と人権弁護士を応援し、天象の変化に合わせて直接全ての人民に反迫害を推進する足並みをそろえるよう、緊急通知を発表しました。RTCチームは積極的に協調し、まるまる一週間の特別案件電話のなかで、高官から民衆までいろいろな階層や団体に対して、真相伝えが及んだ範囲は非常に広範囲でした。今回の特別案件で、私たちはおよそ2万件以上のRTCナンバーに電話をかけ、国務院の固定電話に1945回、さらに北京の高官、各地の弁護士の携帯電話に数千回コールしました。

 国務院に電話をかける日の朝、私たちはRTCで前もって学法を行い、101RTCの第一直播室で統一発正念した後、私たちは互いに、官職を見ず、その心だけを見てはっきりと真相を伝えるよう、注意し合いました。時間になると、国務院の各オフィスの電話が次々に鳴り始めました。師父の加持のもと、同修はしっかりとその役目を果たしました。国務院のこの場は全世界の同修の巨大な発正念の場が打開したと感じました。それは数年前、北京の特別案件の時の反応とは全く違っていました。多くの人は真相を長い時間聞き、ある人はスピーカー通話に切り替え、事務所の職員全員に聞こえるようにしました。この日の午前中に8人の国務院官僚が脱党し、ある人はさらにQQナンバーを控え、ネット封鎖を突破し、さらに多くの真相を理解しました。また、北京の官僚に電話をかけた時、これらの人がみな、現在の中国の形勢をとても知りたがっていることが分かりました。聞きたいけれど恐れており、非常に矛盾しています。私たちは電話をかけながらこの種の電話に対する作戦を考えました。そして、できるだけ気軽な言葉使いで、単刀直入に、相手の立場に立って、時間をかけない方法で真相を伝えました。

 「こんにちは、あなたに伝えたいことがあります。十八大の後、各級政法委員会官僚は双規の取り調べを受け、逮捕された人数は453人に上ります。さらに、裁きを恐れた公安・司法の高官12名が自殺しました。これは、法輪功を迫害した政策が解体したことを証明しています。大清算はもはや目の前です。ご存知ですか? 生きた人から臓器を奪う罪はすでに全世界に暴露されています。江沢民を筆頭に60人以上の高官が世界30か国以上の法廷で告訴されています。現在、中国政局の核心的な問題は法輪功の迫害です。清算が始まれば、多くの人が災難に遭います。ですから、この歴史の巨大な変化の瀬戸際で、ますます多くの人がこの情勢を分かるようになりました。私はあなたにも自分をしっかりと守ってほしいのです。一つは多くのネット封鎖を突破して現在の形勢を知り、すぐにQQナンバーに送ってください。そして、すぐに脱退する事をおすすめします」

 このような二言三言で多くの官僚が脱退の意思を示します。恐れる心が重く用心深い官僚はこれらの内容を聞くと、すぐに電話を切ってしまいます。この時、もう一度電話をかけ、気軽な口調で話すのです。

 「昔から、時代或いは政権が変わる時、いつも多くの人が巻き添えになっています。このご時世に誰が濡れ衣を着せられたいと思うでしょうか。あなたのQQナンバーを送ってくれれば、無料でネット封鎖ソフトが手に入ります。多くの事を見聞きするのは、あなたにとって百利あって一つの害もありません。あなたに自分を守ってほしいのです」

 このようにして、出会った何人かは真剣にQQナンバーを覚え、さらに多くの人が脱党を表明しました。体制内の衆生の変化は私たちに更に、法を正すことがすでに最も表面まで来ていることを実感させてくれました。師父は私たちの代わりに巨大な業力に耐えておられ、私達と衆生のために時間を延ばしてくださっています。現在この時間もますます少なくなってきています。

 三、衆生は目覚め救いを待ち望んでいる

 中国に向けて真相を伝える過程で、いつも自発的に本名で脱退をする人に出会います。さらに親戚や友人の三退を手伝い、まさに師父のおっしゃった、「真相の分かった生命も生きているマスコミであり」(『二〇〇三年米国中部法会説法』)のようです。

 私たちはまた、法輪功を学びたいという人にも出会います。ある時、相手は非常にきっぱりと4人の友人とともに党から脱退した後、急にどのように法輪功を修煉するのか知りたくなり、最後に彼らは、きっとネット封鎖を突破し、『轉法輪』を読むと言いました。多くの真相が分かり三退した人は、みな大法弟子に感謝し、無事を祈ると言ってくれます。或いは「法輪大法は素晴らしい!」、「李洪志師父ばんざい!」と叫ぶ人に出会います。衆生は目覚めてきています。これはきっと彼らの生命の分かっている部分が大法に対し、師父に対し感謝しているのです。

 法を正すことは前に進んでおり、RTC上で出会った民衆が集団で脱退することが、ますます多くなっています。例を挙げると、ある同修が電話をかけたところ、出たのは四川省の夫婦でした。女性の方が先に真相を聞いて理解し三退したあと、男性も続いて党を脱退しました。さらに、「私たちのところにはまだたくさんの人がいます。私たちは大家族で、みな法輪功を学びたいと思っています」と言いました。電話の向こうの人は次々と三退しました。合わせて6人が脱退する中で、ある老人が尋ねました。

 老人:毛沢東はいったい良い人か、良くない人なのか?

 同修:彼は私たちに神を信じさせませんでした。彼は運動を行い、これほど多くの人を殺したので、良い人ではありません。

 老人:分かった。

 そして老人は「蔵字石」の話を聞いた時、この老人は「ああ! それは法輪功が奇跡を起こしたのでしょう!」と言いました。

 彼らは同修に、彼らのところは四川省チベット自治区で、現地の人々はチベット仏教を信奉していること、寺院にいる一人のラマ僧がみなに法輪功を学ばせていることを教えてくれました。彼は、「私は台湾に行き、1か月以上学びました。あなたたちは、人を派遣して私たちとたくさん話せませんか」と言いました。

 RTCは共に学び修める修煉の環境です。ある同修は別の同修が毎日100件以上の電話をかけたという修煉体験を聞いた後、自分の安逸心を見つけました。そこで、しっかりと時間を調整し、自分に厳しく要求し、電話をかける量が増えました。一日目は疲れを感じましたが、同修の励ましのもと、二日目に彼女は意識をしっかり調整し、正念を強めて、心の中で師父に「私はたくさんの人を救いたいのです。師父の加持をお願いいたします!」と言いました。このようにしtえ、とても順調に電話をかけました。この日は37人が三退しました。

 電話で三退をすすめる過程は行脚と同じようで、私たちが真相を伝える対象は全ての中国人です。選択はないので電話をかける過程で様々な人や物事に出会います。心性に対する試練も大きく、皆いつもRTCを通じて交流し、互いに正念を分かち合います。私たちは師父がこれほどたくさんの業力に耐え、私たちに法を正す最後の段階をしっかり進ませて下さっていることを知っています。自分で必ず精進し、本当に修めなければなりません。真相を伝える時は自分に対し、慈悲と穏やかな心理状態、本心から衆生が救われる事を望む心の位置に到達することを要求します。出発点を正せば三退の効果は良いのです。

 相手が話を聞かず罵った時、自分の心が動じることに注意します。自分を放下し続ける過程で容量は大きくなっています。いつも師父の慈悲を思い出します。師父は私たちのために人を救う道を準備してくれたのです。人を救うことは同時に私たち大法弟子が成就する、金剛を鍛える過程なのです。

 四、真相を伝え三退をすすめる研修

 RTCチームで中心となって活動しているのは、各地で長年、たゆまず真相伝えを堅持している同修で、経験が豊富です。ほかの中心的な同修も現在、観光地で真相を伝え、プラットホームで電話もかけています。同修の経験は人を救うための貴重な資源です。さらに多くの同修が真相を伝えるのを助けるため、RTCでは「真相を伝え三退をすすめる研修」を行っています。ちょうどその時、師父が『二〇十三年米国西部国際法会での説法』の中で、海外の弟子が観光地で真相を伝えることの重要性を説かれました。多くの弟子たちが観光地で真相を伝えたいと思いましたが、困ったことにどのように始めればよいかわからず、この情況に対応していました。

 私たちRTCチームは、いつも観光地で真相を伝えている同修を招き、さらに観光地でも真相を伝えます。RTCで電話をかけている同修も毎週、「真相を伝え三退をすすめる研修会」を開いています。毎回研修会に参加する同修は百人を超え、研修部屋はぎゅうぎゅう詰めです。プラットホームも、どのように三退を切り出すかを含む、真相伝えの関連資料を準備します。真相伝え研修交流は各地の同修に歓迎されています。研修の中で、進行役は協力し合い、現場での電話のかけ方の模範を示すと同時に、出会うであろう各種の状況について分析説明するので、同修にとって参考になります。私たちはさらに、小さなグループに分け指導を行い、進行役によりさまざまな状況により真相を伝えられない同修を助け、電話のロールプレイに入ります。

 何年も修煉しているある同修が、RTCに上がって研修に参加して、ついに電話をとり真相を伝えました。それ以来、この同修の修煉状態が変わり、精進して着実に修め、率先して同修を助けるようになりました。師父の加持のもと、RTCには中国人に対する真相伝えを強く希望する海外の同修がたくさん集まっています。ある同修はRTCを、真相を伝え三退をすすめる「基地」や「学校」に喩えています。

 私たちは今回の法会の後、多くの同修が真相を伝え三退をすすめるプロジェクトに加わると知っています。最近、私たちRTCチームは、どのように良い研修を行うかの進行役会議を開いています。みな法理上で交流し、議事日程でも、人員と時間のうえでも十分な準備をしました。現在、私たちは電話をとりたい、或いは観光地で真相を伝えたい同修を非常に歓迎しています。RTCの研修会に参加すれば、どの同修も真相を伝え、三退をすすめられるようになります。私たちが人を救う力は勢いが激しく、阻止することは出来ません。それは本当に無脈無穴で、百脈が全て通った人を救う全てです。そうなれば、世界のどこにいても、身近に大法弟子がいる中国人には希望があり、皆救われるのです。

 五、年配の同修が真相を伝える部屋

 今年の3月4日、RTCチームは「年配の同修が真相を伝える部屋」を立ち上げました。RTCの年配の進行役が担当します。彼女たちの多くはマウスもわからないところから、コンピュータを自由自在に操作できるようになり、言葉も方言から、きれいな標準語になってきています。よくない言葉から、言うことがそのまま文章になるほど良くなりました。三つのことを行う過程で自分のいろいろなレベルの恐れる心、引け目、年をとっている等の各種の執着心と観念を見つけ出し取り除いており、心性は精進の中で向上し続けています。ある同修は、「RTCに上がるようになってから、RTCの年配の弟子のための電話部屋があることを知りました。みな年配の同修でした。私たちは一緒に電話をかけ、交流し、皆と一緒にとても速く向上したと感じました。とても感動しました。RTCの同修はみな辛抱強く、毎日三退リストの申し込みを手伝ってくれます。コンピュータに問題が起きれば、技術の同修も問題解決を手伝ってくれます。この場で、私はRTCの同修たちにお礼を言います。私もより多くの年配の同修がこのプラットホームに参加する事を望みます。このように皆が全体の為に行えば、人を救う力は更に大きくなります」と言いました。この部屋は立ち上げられて2カ月と少しですが、三退をすすめた人数はすでに2000人を超えています。

 人を救うことは、私たち法を正す時期の大法弟子の責任です。弟子たちは只々精進し良く行って、やっと師父の期待に背かないことになるのです。

 RTCチームは法を正す過程に着実に付いて行き、チーム全体の力を発揮し、師父が法を正すことを手伝って邪党に毒された中国人を救いましょう。

 師父、ありがとうございます! 同修のみなさん、ありがとうございます。

 合掌。

 グローバルRTCチーム

 (2014年アジア地区法輪大法修煉体験交流会)

 
 
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