河北省の警官が暴行・連行 妊婦が流産し高齢者が入院
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 【明慧日本2014年7月23日】河北省衡水(こうすい)市、景県、故城、棗強(そうきょう)県などの公安局は5月30日、大勢の警官を出動させ、狂ったように14人の法輪功修煉者を連行した。そのうち、70代の高齢者と8カ月の乳児がいた。警官は暴力で、法輪功を学んでいない人にも害を加え、妊婦を流産させ、高齢者に怪我をさせて病院に運んだ。そして、警官らは「俺らはテロリストを捕まえている」と叫んでいた。

 5月30日の朝、山東省武城県の法輪功修煉者・張恒玉さん、譚鳳玲さん夫婦は、故城県の借家から連行された。同じ家に住んでいる張さんの嫁(法輪功を学んでいない)と3人の孫も同時に連行され、一番下の孫は8カ月だった。張さんは懸命に抵抗したが、その場で警官にひどく殴打されて黒いカバーを頭に被せられ、強制連行された。

 同日の同じ時間、警官は棗強県で店を経営している法輪功修煉者・劉希維さんと息子の劉兵さんを連行した。兵さんはその後、酷い拷問を受け、強制的に「水牢」(腰の高さほどの水に漬かる牢屋)に数日間にわたって監禁された。同日、劉さんの妻と70代の母親も実家の広川鎮で連行され、11万元の現金などの財産を没収された。

中共酷刑图:水牢

拷問のイメージ図:「水牢」に入れられる

 同時刻、衡水市の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と棗強県公安局国保大隊の警官は、県内に在住の法輪功修煉者・張洪国さんの自宅に行き、壁を乗り越え、部屋の窓ガラスを割って、屋内に不法侵入した。警官らは張さんを連行しようとしたが、張さんは不在で、張さんの息子夫婦だけがいた。警官は張さんの息子を殴打し家宅捜索を行った。その後すぐ、警官らは同県南関裕華小区へ向かい、張さんの別の家に行き、張さん夫婦と娘の明慧さんを連行し、張さんの家にあるパソコン、プリンタ、車、現金などの私物を没収した。

 今回の連行は、法輪功を学んでいない人にも被害を加えた。張恒玉さんの大家さん(60代女性)も故城県公安局に連行され、尋問を受け、1昼夜にわたって手錠をかけられた。2日後に釈放された。

 その後、張洪国さんを連行しようとした警官は住所を間違えたため、法輪功を学んでいない劉洪橋さんの家に不法侵入し、何の証明書類も提示しないまま、突然、妊婦である劉さんの娘の劉玲玲さんを布団から連れ出し、外へ引きずり、蹴ったり殴ったりした。玲玲さんは三つ子を妊娠していたが、一人の胎児を流産させられた。その後、棗強県病院に運ばれた玲玲さんは、医師に「無事を祈るが、大きい病院へ行きなさい」と言われ、北京の大きい病院に移送された。

 当時、劉洪橋さんの家に老婦がおり、警官に「何者ですか」と聞いただけで、警官は激怒し、「俺らはテロリストを捕まえている」と言いながら、老婦に暴力を振るい、怪我を負わせてしまった。老婦は病院に運ばれ入院したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/7/7/294388.html)
 
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