黒竜江省の工場員 何度も労働教養所・刑務所に不当拘禁
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 【明慧日本2014年7月25日】黒竜江省鶴崗(かくこう)市の法輪功修煉者・程守祥さん(53)は2012年10月3日、実家で同市向陽公安支局、紅軍(こうぐん)派出所の警官により不当に連行された。2013年に向陽区裁判所で懲役7年の不当判決を宣告され、呼蘭刑務所に拘禁された。程さんは法輪功を学んでいるとの理由で2回、労働教養処分を宣告されたことがある。

 程さんは鶴鉱グループ興山鉱の従業員である。程さんは1998年4月に法輪功を学び始め、「真・善・忍」の教えに従って自己を律し、善良で心が温かい人になった。友人や同僚、近隣の人々は「程さんは良い人だ」と称賛した。

 1999年7.20、中国共産党が法輪功に対する弾圧を開始した。2000年2月、程さんは法輪功の無実を訴えるために上京し、迫害停止を求めたが、警官に連行されて地元に送還された。それから、市第二留置場に6カ月間拘禁された程さんは、体罰や重労働を科され、全身に疥癬ができ、痒くてたまらなかったとう。

 2002年4月20日、テレビの差し込み放送で法輪功の真相映像を流したとの理由で、警官は程さんを含む法輪功修煉者500人以上を連行した。市第二留置場に拘禁された程さんは断食をして迫害に抗議したが、灌食された。そして、同年4月30日、労働教養2年を宣告された程さんは鶴崗労働教養所に拘禁された。

 同施設で程さんは長時間、小さな椅子に座らされたり、睡眠のはく奪、殴打、重労働などの迫害を加えられた。

 2005年9月、程さん夫婦は向陽区二馬路へ行き、ほかの修煉者と交流していたとき、修煉者50人とともに連行された。その後、夫婦は第二留置場に拘禁された。妻は6カ月間にわたって拘禁されて解放されたが、程さんは労働教養3年を宣告され、綏化(すいか)労働教養所に送り込まれた。教養所で程さんは何度もスタンガンで電気ショックを加えられ、吊るし上げられるなどの迫害を受けた。

 2008年、程さんは教養所から出たとき、迫害により歯が数本しか残っておらず、痩せこけて歩く体力さえなかったという。

 2012年10月1日午後、警官は程さんの実家に不法侵入して家宅捜索を行い、程さんを連行した。程さんの両親は警官の野蛮な行為を見てショックを受け、数カ月間外に出られなかった。

 2013年、向陽区裁判所は程さんに対して数回、裁判を開廷したが、証拠不足のため結果を出せなかった。その後、紅軍派出所の警官は偽の証拠を作った。裁判所はその証拠を元に程さんに懲役7年の実刑判決を宣告したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/7/19/294877.html)
 
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