長春市の警官 法輪功修煉者10数人を不当連行
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 【明慧日本2014年7月31日】吉林省長春市の法輪功修煉者10数人は今月18日、警官により自宅や自宅付近で不当に連行された。目撃者の話によると、18日午後、約10人の法輪功修煉者が警官により吉林大学第四付属病院まで連行され、健康診断を受けさせられたという。

 18日午前5時頃、男性2人が法輪功修煉者・孫百方さん、趙金風さん夫婦の自宅の壁をよじ登って、庭に侵入した。物音を聞いた孫さん夫婦が庭に出て、「どなたですか」と聞くと、2人は「土地区画整理の者だ」と言いながら、勝手に孫さんの家のドアを開け、10数人の警官と共に侵入した。警官らは入るとすぐに家宅捜索を行い、孫さんの家にあった法輪功の関連書籍、創始者の写真、DVD、アクセサリー(2万元相当)、現金500元、預金通帳3冊、キャッシュカード、携帯電話2台などの私物を没収し、孫さん夫婦と孫さん宅を訪れていた修煉者・杜和さん、馬翠梅さん夫婦、候桂香さん(女性)、孫淑英さん(女性)、麗君さん(女性)の7人を連行した。

 その場で趙さんはショックを受けて立ち上がることができず、救急車で吉林大学第四付属病院に搬送された。ほかの6人は警官により自動車工場公安支局の地下室に監禁された。地下室で杜さんは暴行を受けた。

 その後、孫さんは病院で健康診断を受け、半身不随の結果が出たため、帰宅させられた。候さんは葦子溝留置場に送られて健康診断を受けた結果、異常があるとして入所拒否となった。一方、麗さん、馬さんは葦子溝留置場に拘禁され、孫さんと杜さんは市第二留置場に送り込まれた。

 同日10時頃、長春市自動車工場区の安慶路派出所の所長は10数人の警官を引き連れ、いわゆる捜査令状を持って、法輪功修煉者・李桂金さんの家へ行き、ドアを猛烈に叩いた。 そして、李さんの夫がドアを開けると、警官らは一気に部屋の中に入った。警官らは「朝もノックしたのに、なぜドアを開けなかったのか」と怒り出し、夫は「聞こえなかったのです」と答えた。それから、警官らは部屋の家具をひっくり返して家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍、USBなどを没収した。 李さんは不在だったため、連行を免れたが、警官は李さんの夫に「李桂金が帰宅したら、派出所まで来るように伝えろ」と言った。

 同日午前、同市朝陽区自由大路派出所の警官7~8人は、出かけようとした年配の法輪功修煉者・斉さんを連行しようとした。警官は斉さんに「自宅に入らせろ」と脅し、法輪功の関連書籍、私物を没収して斉さんを派出所まで不当に連行した。

 同日、同市郵便小区の法輪功修煉者・伍桂春さんも家宅捜索を受けて連行された。

 同日、身体に障害がある法輪功修煉者・劉桂雲さんは、帰宅途中に南関支局の警官により曙光派出所まで連行され、囲城留置場に拘禁された。

 今月18日、法輪功修煉者・劉晶秀さんは家宅捜索を受け、法輪功の関連書籍、パソコン、現金、電話などの私物を没収され、不当に連行された。

 法輪功修煉者・陳春玲さん(71)は自宅から不当に連行されたが、拘禁場所は不明である。

 修煉者・王さんも自宅から連行され、法輪功の関連書籍、パソコン、携帯電話などを没収されて連行されたが、留置場の入所の際の健康診断で不合格だったため、帰宅した。

 調べによると、18日朝、長春市、農安県などの大勢の警官が出動し、法輪功修煉者を連行した。この行動は吉林省の統一行動だという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/7/22/294998.html)
 
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