重慶市の法輪功学習者 労働教養所で拷問され死亡(写真)
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 【明慧日本2014年8月6日】重慶市の法輪功学習者・喩群芳さん(女性)は10数年来、法輪功を学んでいるとの理由で労働教養所に3回拘禁され、拷問や洗脳により肉体的にも精神的に苦しめられ、心身ともにダメージを受けた。さらに、帰宅しても嫌がらせを受け続け、体重が25キロまで落ちた喩さんは先月9日午後2時、無実が晴れないままこの世を去った。享年63歳。

 喩さんは生前、重慶市江北区に在住し、長安第一工場を定年退職した。1995年に法輪功に出会い、学び始めた。それまでの喩さんは病気ばかりして半身が麻痺し、目も見えなくなっていたが、法輪功を学ぶことによって病気が消え、奇跡的に目も見えるようになった。

 しかし、1999年7.20に中国共産党が法輪功への迫害を開始した。喩さんは法輪功を学び続けているとして、大石バー派出所や街道弁事処(町役場)、社区に法輪功の重要人物だとして扱われ、3度も労働教養処分を科され、女子労働教養所でさまざまな迫害を受けた。

 1999年、喩さんは法輪功への迫害停止を求めて北京へ行ったが、警官に連行され区留置場に37日間拘禁された。2000年6月30日、再び連行された喩さんは拘留所に2週間拘禁され、華雲山洗脳班に移送されて20日間拘禁された後、1年の労働教養処分を下された。そして、茅家山女子労働教養所に拘禁された喩さんは20数日吊るし上げられ、靴下で口を塞がれ、殴打され、立たされ、入浴も許されないなどの迫害を受けたが、「転向」しなかったため、拘禁期間を6カ月延長された。

酷刑演示:吊铐

拷問の再現:吊るし上げられる

 2002年のある日、喩さんは法輪功について人に伝えた際、渝北公安分局の警官に連行され、2年の労働教養処分を下された。教養所で喩さんは独房に入れられ、トイレへ行く回数を制限され、体罰を受け、洗脳をされ、毎日10数時間の重労働を強要された。そのため、喩さんの指は変形してしまって回復できなかった。

 2008年、喩さんは孫の世話をするため、綦江県にある娘の家に行った。2008年7月8日午後4時ごろ、喩さんは人々に法輪功が迫害されている真相を伝えていたとき、綦江県公安局の警官に連行され、綦江県留置場に拘禁された。その後、喩さんは3度目の労働教養処分を下され、重慶市の沙堡女子労働教養所に拘禁された。

 教養所では毎日、朝7時から夜10時まで奴隷労働を強いられ、満腹になるほどの食事は与えられなかった。ノルマが達成できなかった喩さんはいつも、軍人のように立たされ、真夏に太陽の下で立たされ、水も与えられなかった。また、「転向」しなかった喩さんは手錠をかけられることもあった。さらに、教養所で法輪功学習者たちは会話を許されず、24時間監視された。教養所の迫害で、喩さんは入所時55キロだった体重が35キロまで落ちた。

 喩さんは拘禁されている間、教養所、派出所の警官、街道弁事処、社区の共産党の関係者が喩さんの夫に「喩さんと離婚しなければ仕事を解雇する」と脅迫した。そして、喩さんの幸せな家庭は破壊されてしまった。

 帰宅した後も、警官に家まで来て騒ぎ立てられ、落ち着く生活を送れず、心身ともに疲れきった喩さんは、先月9日に亡くなった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/7/27/295261.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/7/31/2314.html)
 
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