山東省の身体障害者 家財を没収される
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 【明慧日本2014年8月20日】山東省高密市の法輪功学習者・王致利さん(30代)は重度の身体障害者である。4月4日午後5時頃、王さんは外出して帰宅したとき、市公安局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と姜庄派出所の警官十数人に連行され、家財を没収された。

 その翌日、王さんは解放されたが、家財は返却されなかった。

 王さんは両親を亡くし、現在1人で暮らしている。1997年、仕事中に王さんはシアン化学物で中毒になってしまい、医者に「中毒性脳症」と診断され、約2年間入院した。入院したとき、王さんは言葉を一から習い、一から歩くことを練習し、とても辛い日々を過ごした。医者は若くて悪運に遭った王さんを立ち直らせようと思い、王さんを連れて北京に行き、専門家立会い診察をしてもらったが、より良い治療法を探すことはできなかった。その間、王さんの身体が徐々に弱くなり、よく風邪をひき、薬を飲んだり注射をしたりして、尿失禁になり、耐えられない背中の痒みもあって、非常に苦しんでいた。

 王さんの両親は青春で生き生きするはずの息子がこんなに苦痛を受けて苦しんでいる姿を見て、力になれず涙ばかり流していた。治療しても効果がなく、両親は王さんを連れて帰宅し、休養することを決めた。その後、関連部門が王さんを2級の身体障害者と認定した。

 帰宅した王さんの母親は、法輪功を学べば健康を回復できると聞き、王さんに法輪功を学ぶことを勧めた。そして、王さんは法輪功を学んでから、風邪をひかなくなり、尿失禁が改善され、背中の痒みも消え、大きな効果が現れた。その後、王さんは薬を飲まなくても元気でいられた。

 2005年、王さんの母親は死亡した。2010年、王さんの父親は白血病になり、王さんは父親の治療のため、貯金を使いきった。2012年に父親も亡くなった。

 しかし、今年4月4日、警官は王さんの自宅を家宅捜索し、パソコン2台、プリンタ4台、衛星アンテナ、現金9250元などを没収した。

 その後、姜庄派出所に連行された王さんは尋問を受けた。尋問のとき、警官は「私は法律に従って、仕事しているだけだ」と言ったが、王さんは「法律に従うなら、なぜ、捜査令状も持っていないのに、家を捜索したのですか」と反問した。

 その後、解放された王さんは何度も派出所へ行き、没収された現金や財物の返却を求めたが、警官に手錠をかけられて鉄椅子に座らされ、「お前が今後、来る度に手錠をかけてやる」と脅迫されたという。

酷刑演示:铁椅子
拷問の再現:鉄の椅子に座らされる

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/8/1/295444.html)
 
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