吉林省:懲役10年の不当判決 女性が迫害に断食抗議(写真)
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 【明慧日本2014年8月22日】吉林省農安県の法輪功学習者・張国珍さん(58歳女性)は昨年10月31日、県裁判所に懲役10年を宣告され、省女子刑務所に拘禁された。今年6月初めから、刑務所側はユダ(転向した学習者)を利用して張さんを苦しめ、「転向」させようとしたが、張さんは50日間あまり断食をして迫害に抗議した。

張国珍さん

 張さんは農安県製油工場の元従業員。1997年11月に法輪功を学び始めた張さんは、「真・善・忍」の教えに基づいて自己を律し、より良い人になるようにと努力してきた。しかし、法輪功を学んでいるとの理由で、中国共産党当局から迫害された。

 2012年11月3日6時頃、張さんは実家の近くで警官により連行され、県留置場に拘禁された。

 4日後の午前、張さんは国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の隊長に刑事警察5チームの尋問室に連行された。尋問室で張さんは両手の親指をきつく縛られて吊るし上げられた。体重が2本の親指にかかり、耐えられないほどの苦痛を与えられながら、4人の警官らにプラスチックのパイプでひどく殴打された。その後、下ろされた張さんはさらに、両手を背中に向けて手錠をかけられ、警官に「お前が知っている法輪功学習者の名前を言え」と脅された。しかし、張さんは何も言わなかった。

拷問の再現:吊るし上げられる

 夜9時まで拷問された張さんは、全身汗まみれで立つことができなかった。両すねの血肉がズボンに付着した。

 その後、引きずられて部屋に戻された張さんの様子を見て、同じ部屋の人が留置場の医者を呼んだ。医者が張さんのズボンをはさみで切ると、張さんの両すねは血まみれで、足、でん部、前身、背中が紫赤色になっていた。張さんは胸痛でゆっくりとしか呼吸ができず、話すこともできなかった。当時、同じ部屋の人は張さんの姿を見て、大声で泣いたという。

 これらの拷問により、張さんは自立生活ができなくなり、ご飯も食べられず、立つこともできず、片足は感覚がなくなった。同年12月20日、張さんは長春市の病院に搬送された。張さんは「片足が粉砕骨折、神経が壊死」と診断され、「3級障害者に当たる」と言われた。

 昨年10月11日、張さんを含む学習者8人が不正裁判を開廷されたが、8人の裁判は1時間ほどしかかからなかった。

 そして、20日後、県裁判所は8人の学習者に対して懲役7~12年の実刑判決を宣告した。張さんは懲役10年の不当判決を下されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/8/3/295534.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/8/13/2486.html)
 
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