【明慧日本2014年8月27日】河北省唐山市の法輪功学習者・卞麗潮さんの娘・卞暁輝さん(23)は、今年3月に当局に不当連行された父を救出しようとしたという理由で、今月21日、石家荘市橋東区法院(裁判所)で不当な裁判を受けた。
当日午前8時半、同法院は卞暁輝さんに対して開廷した。卞さんの3人の弁護士は審判の途中、不公平な裁判に対する怒りを抑えきれず退廷することで抗議した。その後、卞さんの叔母も同じ行動で抗議した。しかし、法院は弁護士や親族がいない中、卞さんへの審判を11時まで続けた。
卞さんの母・周秀珍さんも今月5日、地元の路南法院で不当な裁判を受けた。裁判の理由は、夫が不当に連行・判決されたこと、現金12万元(およそ180万円)を警官に没収され山分けされたことをネットで暴露したためだという。審判中、周さんは合議審を要求したが拒否された。周さんの弁護士2人も退廷することで不当な裁判に抗議した。
娘の卞暁輝さんは父が拘禁されている刑務所の前で「父と面会したい」と書かれた横断幕を掲げた
卞暁輝さんの父・卞麗潮さんは法輪功を学んでいるという理由で、当局により2012年2月に不当に連行された。同年7月、卞麗潮さんは懲役12年の判決を宣告されて石家荘刑務所に収容され、迫害を受け重体となった。その間、卞暁輝さんと母は何度も救援を呼びかけたが、今年3月、親子2人はそれぞれ不当に連行された。卞暁輝さんは刑務所の入り口で抗議をしていた際に連行されたという。
情報によると、今年3月19日から4月14日まで、卞暁輝さんはベッドもない部屋に25日間拘禁されたという。また、弁護士との面会要請は地元の第二留置所に断られた。しかし卞さんは迫害に妥協せず、強い信念を持ち、弁護士から敬意を払われたという。