黒竜江省の法輪功学習者 10年間迫害され障害負う(写真)
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 【明慧日本2014年8月27日】黒竜江省建三江農場の法輪功学習者・張普賀さん(男性)は最近、地元の警官に頻繁に嫌がらせを受けた。張さんは10年間にわたって迫害されたため、一家は離散し、張さん自身も重度の障害者となり、自立生活ができなくなった。

 今月18日午後、警官は張さんの自宅に侵入し、張さんが2人の学習者といるところを目にした。その警官は少し話を聞いてから帰り、すぐに3人の警官を呼び出した。また、一緒にいた2人の学習者の携帯番号を教えるよう強要した。その後、地元の政法委員会(610弁公室を直轄する組織)メンバー、公安局の警官がビデオカメラで張さんを撮影し、関連情報を言わせようとした。

 20日、警官らは張さんの面倒を見ていた法輪功学習者・孫さん(60代女性)の自宅に押し入り、公安局まで不当に連行した。警官は孫さんに張さんの情報を聞き出そうとしたが何も得られず、昼11時頃、孫さんを解放した。

 張さんの自宅近くには、パトカーが止まり、警官も見張っていた。さらに、1日に何度も張さんの部屋に入り、張さんの行動を監視していた。

張普賀さん(家族写真:後列左1)

解放された当時の張普賀さん(2012年12月24日)

 張普賀さんが受けた迫害

 張さんは法輪功を学んでいるとの理由で、中国共産党に数回にわたって逮捕・拘禁された。さらに、労働教養を2回宣告され、残酷な迫害を受けた。

 2002年12月25日、ジャムス市前進区公安支局の警官は張さんの自宅に侵入し、張さんと学習者・畢佳新さんをジャムス市留置場まで連行した。残酷な拷問を受けた畢さんは死亡した。一方、張さんは2003年6月13日にジャムス市永紅区裁判所に懲役10年の実刑判決を宣告された。

 張さんは、ジャムス市刑務所で警官と受刑者から殴打や虐待を受けた。2004年4~5月まで、警官はゴム棒で張さんの背中、頭部、首、でん部を強く叩き、スタンガンで張さんの顔に電気ショックを加えた。その結果、多くのやけどの跡がいまだに残っている。

 さらに、警官らは長時間3万ボルトのスタンガンで張さんの全身に電気ショックを加えた。そのため、張さんは脳にダメージを受け、身体障害者となり、消化機能も低下し、数年間下痢をしていた。また、虚弱で、栄養状態も悪く、貧血を起こして病院に搬送されたことが何度もあったという。

 2008年1月、張さんは再び病院に搬送された。当時の張さんは壁をつたいながら病院に入り、脳もはっきりしていて言語障害もなかった。しかし、入院期間中に、詳細不明な薬物を注射された。そのため、立つことすらできず、ひどい言語障害が現れた。発音がはっきりせず、しどろもどろで、自立生活ができなくなった。張さんはかつて2カ月間、意識不明だった。しかし、警官は重体の張さんの手をつかんで、法輪功の修煉を放棄する旨の書類 (保証書)に拇印を押した。その警官は千元の奨励金をもらって昇進した。2008年冬、退院した張さんはずっと第六監獄区に拘禁されていた。

 2012年12月24日、当時48歳だった張さんは車イスを人に押してもらいながらジャムス市刑務所から出所した。当日、ジャムス市大学付属第一病院は張さんに対して「小脳萎縮、肺結核、胆石、胆嚢炎、両足閉塞性動脈硬化症」などの診断結果を下した。張さんは2級障害者だという。

 元気だった張さんは、10年間で自立生活ができない障害者になってしまった。張さんの親は息子と会えずに他界した。妻は共産党当局に脅迫されて張さんと離婚した。張さんの弟は兄の無実の罪を晴らそうとしたが、地元裁判所に「法輪功には上訴の権利がない」と追い払われた。

 張さんは解放されてから、北京の弁護士を雇い、ジャムス市刑務所および関係者の悪行、「重病のための服役中の一時出所」も許されず障害者になったことを告訴し、国家賠償を申請したが、合江(ごうこう)地区検察庁に却下された。 

 張さんはいまだに警官から嫌がらせを受けているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/8/25/296468.html)
 
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