【明慧日本2014年8月29日】江西省金渓(きんけい)県の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らは12日午後、周彩連さん(80代)の自宅に侵入し、周さんを無理やり撮影したうえ、娘の情報を提供するよう強要した。
周さんの娘・寧勤さんは6月14日の午後7時半頃、国保大隊の警官に不当に連行され、金渓県で拘禁された。
周さんの身体は衰弱して自立生活ができず、娘に面倒を見てもらった。しかし、寧さんが連行されてからは、家政婦を雇うしかない状況となっている。
一方、寧さんは法輪功を学んでいるとの理由で数回にわたって迫害された。夫は圧力に耐えられず、寧さんと離婚し、寧さんは母との共同生活を始めた。
先月18日、寧さんの弁護士は、寧さんが撫州(ぶしゅう)市留置場に拘禁されていることを知り、当留置場に接見を要求したが拒否された。その後、金渓県国保の同意を得れば接見できると言われた。弁護士は金渓県の国保大隊と連絡し、まず7月21日に金渓県で接見することになった。
当日午前、寧さんの家族と弁護士は金渓県へ面会に行ったが、国保大隊の関係者に妨害された。弁護士は当事者の接見を妨害することは違法であると非難したが、「国家機密の漏えいとの嫌疑がかかっている」との理由で接見を禁止された。弁護士は寧さんがすでに7日間断食し、万が一危険な目に遭った場合、すべての責任を負うべきだと警告した。
午前11時ごろ、弁護士は金渓県検察庁を訪ね、職権濫用だとして金渓県国保大隊を告訴した。午後2時ごろ、弁護士と寧さんの家族は撫州市留置場へ行き、面会を要求したが、拒否された。
今月5日、弁護士は金渓県検察庁から告訴の受理票を受け取り、撫州市留置場と交渉した後、ようやく寧さんと接見できたという。当時、寧さんはすでに7~8日間断食していたという。